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(左:GS1000 balance 右:PS1000 balance)
発売から随分と経ってしまったが、
PS1000も十分安定して鳴り始めたので
GRADOの前フラグシップであるGS1000と
現フラグシップであるPS1000とを比較したいと思う。
GS1000は、現行ではGS1000iというマイナーチェンジモデルがあるが、
今回の比較で使用したのはGS1000。
またどちらもバランスヘッドホンのため、
アンバランス(シングルエンド)と異なる場合があるため
そのあたりをご了承願いたい。
1.高音域 | GS1000 ≦ PS1000 |
2.中音域 | GS1000 = PS1000 |
3.低音域 | GS1000 ≧ PS1000 |
4.空間表現 | GS1000 < PS1000 |
5.解像度 | GS1000 < PS1000 |
6.管楽器の表現 | GS1000 = PS1000 |
7.弦楽器の表現 | GS1000 < PS1000 |
8.打楽器の表現 | GS1000 < PS1000 |
9.打ち込み系の表現 | GS1000 < PS1000 |
10.女声の表現 | GS1000 ≦ PS1000 |
11.男声の表現 | GS1000 < PS1000 |
12.側圧の強さ | GS1000 ≧ PS1000 |
13.頭頂圧 | GS1000 < PS1000 |
14.蒸れやすさ | GS1000 = PS1000 |
15.重量感 | GS1000 ≪ PS1000 |
16.タッチノイズ | GS1000 = PS1000 |
17.コード癖のつきやすさ | GS1000 = PS1000 |
18.装着調節の難しさ | GS1000 < PS1000 |
19.機構の弱さ | GS1000 = PS1000 |
20.機器の弱さ | GS1000 = PS1000 |
21.汚れ目立ち | GS1000 = PS1000 |
22.音漏れのしやすさ | GS1000 = PS1000 |
<総評>
どちらの機種も傾向は似ていて、
じっくりと聴き分けなければその差に気付かないレベル。
唯一明確な差といえば、ハウジングの重さによる装着感の良し悪し。
GS1000は見た目に比べて非常に軽量で快適だが
PS1000は見た目通り、あるいは見た目以上の重みがあり、
装着感はお世辞にもいいとはいえない。
GS1000もPS1000も、音の表現はやや刺激が強く、
また音のバランスもドンシャリ傾向で決して原音忠実ではないため
聴くジャンルによって大きく性能を左右される。
些細な差ではあるが、GS1000のほうがノリがよく、
PS1000は解像度が高く、スピード感があり音に対するレスポンスが良く感じる。
迫力のあるポップスやダンスミュージック、打ち込み系など、
縦ノリの音楽と相性がよさそうだ。
また、意外とボーカルがどちらも得意で、しっかりと全面に浮き出て定位する。
PS1000はポップス系男声ボーカルの表現が優れている。
また、開放型という特性を生かした音場の広さも必聴。
その代償として、どちらも非常に盛大な音漏れが発せられる。
GS1000とPS1000どちらを購入するか、という判断の場合、
コストパフォーマンス、装着感を考慮すると、
GS1000を買うべきだと思う。
PS1000は使い分け用の機種として、お金に余裕があるなら購入すべき。
両機種とも、価格の割に決して万能とは言い難いので
まずその特徴的な音が自分に合うかどうか、しっかり下調べを。
ある程度差はあるとはいえ、ほぼ同傾向で性能差は些細なため
GS1000とPS1000の2機種を使い分ける、という使い方にはならない。
GS1000のアップグレードと思ってPS1000に期待しても
価格差ほどの実感は得られないだろう。
以下は、試聴時のメモ。
1.高音域 GS1000≦PS1000
どちらもかなり刺激的な高音域で、
一般的な機種に比べるとやや強調された感じに聴こえる。
ぱっと聴いた感じではほぼ同等量・同品質の高音だが、
PS1000のほうが若干量が出ているように感じる。
煌びやかさでいえば他の追随を許さない2機種だが
金物や擬似的な高音域が続くような音楽だと
どちらの機種も聴き疲れしやすい。
2.中音域 GS1000=PS1000
どちらもいわゆるドンシャリ型で中音域の主張が弱い。
同価格帯の他機種と比べても、中音域の弱さは際立っており、
ポップスや打ち込みのような音楽ならばともかく、
オーケストラやピアノ音のような全音域をまんべんなく使う音楽では
イコライザーを通したかのような、やや不自然な音の表現になる。
中音域という観点では、GS1000、PS1000どちらも
明確な差は感じなかった。
3.低音域 GS1000≧PS1000
どちらも開放型とは思えないほど量と圧力に満ちた低音が出せる。
低音域もはっきりとした差は感じられないものの、
聴き比べると、厚みの点でGS1000のほうが太く感じられる。
PS1000は低音のレスポンスがよく、音の出がスムーズだが
ずっしりとした重みという点ではGS1000に譲る。
4.空間表現 GS1000<PS1000
どちらも開放型なので音場は非常に広いが、
PS1000のほうがより広大な音場を形成出来ている。
GS1000は、低音の主張が若干強いため、空間が狭く感じられてしまう。
広さ、という観点ではPS1000に軍配が上がるが、
悪く言えば広がり過ぎて音がやや散漫ともいえる。
人によってはGS1000ぐらいの広さ(適度な閉塞感、音の集中)が
適切と思う人もいるかもしれない。
5.解像度 GS1000<PS1000
どちらもハイエンド機種らしい、音の像がくっきりとしているが、
PS1000のほうが高音域の主張も強いこともあって
一回り上の細かさ、解像度を持っている。
ただ、どちらもあまりに音がシャープすぎるので、
聴き疲れしやすい音ともいえる。
6.管楽器の表現 GS1000=PS1000
木管表現はGS1000のほうが温かみがあって聴き心地は良い。
金管表現はPS1000のほうが明瞭で活き活きしている。
一長一短で評価はイーブン。
7.弦楽器の表現 GS1000<PS1000
ソロ、アンサンブルともにPS1000のほうが
弦が振動していると実感できるリアルな音を鳴らせる。
GS1000はふくらみ気味の低音が災いし、ややダマになる感じ。
正直なところ、どちらも弦楽器の音自体は
あまり上手ではないので、使い分けの際は注意してほしい。
8.打楽器の表現 GS1000<PS1000
弦楽器と同じ理由で、ドラムセットの発音の良さは
PS1000のほうがより明瞭ではっきりしている。
その他の打楽器についても、高音の抜けの良さ、像の明瞭さで
PS1000のほうが上手に表現しているといえる。
ただし、ティンパニーやバスドラムなど
低域と音圧が重視される楽器については
GS1000のほうがしっくりくる場合もある。
ピアノの音についてはどちらも音がペラペラになってしまい、苦手。
9.打ち込み系の表現 GS1000<PS1000
解像の高さがPS1000のほうが一回り上なので
細かい音の表現、音に対するレスポンスの良さはPS1000に軍配。
GS1000は音がややダマになっているものの、
ノリの良さ、聴きやすさという点ならばGS1000も悪くはない。
ただ、どちらも刺激が強すぎて長時間の使用には向かない。
10.女声の表現 GS1000≦PS1000
全体的にドンシャリだが、ボーカルが潰れないのが両機種の特徴。
しっかりとボーカルが定位していて非常に聴きやすい。
ただ、サ行はやや擦れて耳に刺激的になる。
どちらもほぼ同等の表現力を持っているが
僅差でPS1000のほうが発音がよい。GS1000は比較すればやや曇る。
11.男声の表現 GS1000<PS1000
女声と同じく、ボーカルの表現は非常に優れているが、
男声に関してはPS1000のほうがくっきりと発音されている。
GS1000についてはやや低音成分が強くてダマになってしまっている。
ポップスの男声についてはPS1000が素晴らしいが、
厚みが求められるオペラや合唱のような男声は
GS1000のほうがより正しい表現に即しているといえる。
12.側圧の強さ GS1000≧PS1000
どちらも機構は同じで、側圧はヘッドバンドを曲げることで自由に調整できる。
しかし、PS1000は側圧を調整してもドライバユニットの重みで
徐々に側圧がゆるくなってしまい、しまいにはずれ落ちやすくなるため
しっかりフィットするという意味ではGS1000のほうが良い。
側圧でガッチリ固めるタイプのヘッドホンではないため、
どちらも側圧による圧迫感は感じない。
13.頭頂圧 GS1000<PS1000
PS1000は重量がかなりある半面、GS1000はかなり軽量。
痛くなるほどの重みではないものの、PS1000はずっしりと重みを感じる。
よくある頭頂が痛くなるタイプではなく、首や肩が疲れるタイプ。
PS1000ほどの重量を持つタイプならば、
ヘッドバンドや全体的な重量バランスは考えないといけないレベル。
GS1000と全く同じ単純な構造では少々問題ありといえる。
14.蒸れやすさ GS1000=PS1000
どちらも同品質であり、ウレタン製のイヤパッドは
ザラザラした肌触りに物言いのある人もいるだろうけど、
通気性がよく長時間の使用で蒸れることはない。
15.重量感 GS1000≪PS1000
GS1000は聴いている間、重さをほとんど感じないのに対して、
PS1000はずっしりと重みを感じ、首や肩に負担がかかる。
16.タッチノイズ GS1000=PS1000
どちらも同素材で、タッチノイズはほとんど伝播しない。
17.コード癖のつきやすさ GS1000=PS1000
どちらも同素材で、バランスケーブルのため太く癖はつきにくい。
18.装着調節の難しさ GS1000<PS1000
どちらも構造は同じで、非常に単純な作りになっている。
しかし、PS1000はドライバユニットが重く、
使い続けるとヘッドバンド(に該当する部分)が徐々にずれ落ちてくるため
何度も調整しなければならない点はやや不便。
19.機構の弱さ GS1000=PS1000
どちらも価格には見合わない非常に単純な構造で、
特にドライバユニットがヘッドバンドからポロっと取れてしまわないか非常に心配。
もう少し価格なりにしっかりした構造にしてほしいところだ。
20.機器の弱さ GS1000=PS1000
どちらもデザインはほぼ同じ。
音が出る側からドライバユニットを触れることはできない。
背面をみるとドライバユニットが見えるが、しっかりガードされていて、
網目も頑丈な素材で作られているので普通に使っている限りは問題ないだろう。
21.汚れ目立ち GS1000=PS1000
表面素材がGS1000は木製、PS1000は金属だが、
どちらも汚れはそれほど目立たない。
どちらかというとウレタン製のイヤパッドが埃を吸着しやすいので
そちらのほうがこまめに手入れをする必要がある。
22.音漏れのしやすさ GS1000=PS1000
開放型であることはもちろん、
他機種の開放型でも類を見ない爆音の音漏れ。
聴き比べの間は2機種同時に音を鳴らしていたが、
小型スピーカーで鳴らしているかのような音のもれ様だった…。
現状、GS1000プラスLPで不満全く(装着感以外)感じないのでPS1000は不要そうです
というかフィット感が悪いせいで、GS1000LPも音は最高なのにほとんど使ってないんですよね。さらにこれがOP重くなったら絶対使わなそうです。
すいません、コメント荒らしが酷い時期があり、承認制にしていたの忘れていました…
GS1000、PS1000何れも音だけで言えば、間違いなく世界最高峰です。
両方所有していたからこそ言えますが、GS1000とPS1000は
比較して聴き比べれば違いはありますが、使い分けるほどではなく、
おそらくどちらか片方持っていれば普通は問題ないです。
どちらも、開放型の音場感の良さはもちろん、
密閉が持つような音の密度も体現した素晴らしい音でした。
PS1000からもうだいぶ経ちますが、どうなんでしょうね。
私の独断と偏見では、GS/PS1000の魅力以上のものを持つヘッドホンは
まだ現れていない気がします。
SR-009は、PS1000に近づき、繊細さでははるか上ですが
それでも迫力の面はダイナミック型とはベクトルが違いますし…。
あと、やっぱりヘッドホンの着け心地って、大事です。
音が悪くて着け心地がいいのと、音がよくて着け心地が悪い。
長い目で見ると、最終的にたどり着くのは前者なんですよね…。
音楽っていうのはリラックスして聴くものですから、
気を張っているとき(音質に神経使っているとき)は音質に集中しがちですが
装着感が悪いと、徐々にストレスが蓄積するものです(苦笑。
数年前までは「装着感を犠牲にしてでも…」という感じでしたが、
今は装着感もヘッドホンの重要開発点と認識してくれているメーカーは多いようです。
良い時代になってきました。
コメント、ありがとうございます!
GRADOの場合、ドライバ部までしっかりとバランス化されているため、
正直なところ、アンバランスとかなり違う面があるかと思われますので
あくまで参考程度で…。
現在GS1000を所有されているとのことですが、
GS1000とPS1000の使い分けは、難しいと思います。
音の傾向はほとんど同じで、音場感や分解能がグレードアップしたのが
PS1000と思って頂いて間違いないですが、
GS1000とPS1000の価格差ほどのアップグレード感があるかと言われれば
正直、そこまでのものではないです…。
GS1000、PS1000両方持ちをした先達としては、
PS1000を新たに買うよりは、
別の音の傾向を持ったハイエンド機種にしたほうが…
というのが正直な気持ちです(苦笑。
仮にPS1000を購入したら、GS1000を使うことは無くなると思います…。
ご参考になったでしょうか…?
ハウジング内に、木片混入。
交換してもらったら、また混入。
新しいのが届くまで使っていたら、左側から音が出なくなって、使用を諦めました。
装着感も耐えがたかったので、PS1000以外のヘッドホンで、なんとかしようと思いましたが、代えがききませんでした。
しばらくしてから、再購入となりそうです。
音には全く不満がないので、装着感は我慢するとして、普通に使えるクオリティの製品にして欲しいです。
だおさんのPS1000のハウジング内部には、木片混入していませんか?
コメント、ありがとうございます!
確認してみましたが(シャカシャカと振ったりしました)
特にそういった点は見当たりませんでした。
今のところ特にアクシデントはないので
私が運が良かったのか、それともかんたさんが不運だったのか…。
いずれにしても、GRADOはヘッドホンの作りが大味なところがあり、
以前、GS1000がアンバランスだったころ、
ハウジングがポロっと取れてしまったことがありました…。
(接着ではなくて、はめ込み式のようです…)
バランスの場合はいいんですが、アンバランスだと
ケーブルの収束部分が変形していたり…と
ちょっと作りが大味すぎる点があるように思います。
アメリカの企業だから仕方ないのかなとか勝手に思ってますが…(苦笑。
10万円を超えるヘッドホンでも、
パッケージが段ボールという点で、もうちょっと頑張ってほしいですよね…。
PS1000と同等のヘッドホンというのは、
確かに、今、市場にはないかもしれませんね。
上位価格帯でも意外に装着感が悪いヘッドホンは多いので(苦笑、
どこまで妥協できるかが生きる道になりそうです。
(本当なら、装着感も良く、音も良いことがベストですが)
かんたさんも、どうかこれに懲りず、
ヘッドホンやオーディオを愛してほしいと思います…。
私のところもGS1000・PS1000ともにバランス型なので、コメント
を拝見しながら比較したりしていました。私の感想も大筋では同じ感じ
です。ただ、自分の場合、同価格帯の他機種としてはEdition9しか持っ
ていないせいか、あるいは私の音楽に対する素養の無さがなせる技か、
中域の薄さ・ピアノのペラペラさ…といったあたりは意識したことが
なかったです。王道行ってる機種(HD800とかか?)も試してみないと
偏りそうですね。
他人へのお薦めはともかく、私も自分用で選べばやっぱりPS1000
です。GS1000しか持っていないときには十分満足していたハズなん
ですけどね…。比べてしまうとGS1000は低域が柔らかめ・高域が
細め、という感じで、帯域ごとに質感に感じられるときがあり、やっ
ぱり後発(で高価格…)のPS1000の方がよくしつけられてるなぁ、と。
あと、GS1000って、パッドの押し付け具合で印象変わりませんか?
あのボウル型のパッドの内側の面が肌に触れるように装着すると上記の
「帯域ごとの云々」が薄れるのですが、ポンと装着しただけだとなんだ
か音がバラバラのスカスカ(と書くと極端すぎますね、ちょっとそういう
傾向が出てくる気がする、というレベルです…)になるような。
追記:
新しい機種の話も楽しいですが、手持ちの既存機の話も楽しいものです。のんびりやりましょうよ。
コメント、ありがとうございます!
コメントはいつでもどこでも大歓迎です(笑!
PS1000は開放型edition9と個人的には思ってます。
GRADOの素晴らしさは、使い続ければ帯域についての欠点に気づかなくなるというか、
それを押しのけるほどの魅力が他にあふれている点が素晴らしくもあり、
ある意味で恐ろしくもあるといったところです。
edition9もGS/PS1000もギラギラしてる感じなので、
まったりゆっくりなESWシリーズやK701なんかを聴くと、
落ち着いた気分になりますよ。
GS/PS1000は、説明書にも書かれているように、
ヘッドバンドを内側にギュッとしめて使ってます。
そうしないと、PS1000は特に重みでずれ落ちてしまうので…。
ぶかぶかな状態で音を聴くのはちょっと不安感がありますし、
せっかくの低音が逃げてしまうのももったいないですからね。
追記、ありがとうございます。
さっそく今週はだらだらと書きなぐりました。
K701とかDX1000のことを書かせたら、
多分半年はだべってると思います(何。
新機種の話は他の数多のブロガーさんや某掲示板の名無しのみなさんに
頑張ってもらおうと思います(笑。
詳細な比較レビューお疲れ様です!
圧倒的な差と言うより、味付けの違いと言ったところでしょうか。
ドンシャリで中音の厚みが薄い、のはフラグシップでは珍しいような気がしますね。
去年購入したATH-W1000Xも中音が薄くて、オーケストラやボーカルが今ひとつだったりします。
この帯域が薄いと、ボーカルも厚みの点で、肉声と離れた音に聴こえそうですが、
GS1000・PS1000の場合、そこは上手く音作りをしているみたいですね。
空間表現は褒めまくりですね。こういう評価を目にするたびに、開放型のユーザーが心底羨ましくなりますw
音漏れ・遮音性を考えると、どうしても密閉型を選ばざるを得ない自宅環境…。
DX1000の音場は手持ちの密閉型では、ぶっちぎりのNO1ですが、
やはりGS1000、PS1000、HD800などと比べると狭いんでしょうね。
コメント、ありがとうございます!
購入直後の記事を見た時は、結構ベタ褒めしていたのですが、
使い込んで改めてじっくり聞いてみると、
GRADOらしいというか、PS1000も割と尖った個性の持ち主でした。
GS1000の時も似たようなことを言った気がするのですが、
使い続けていくと、耳エージングといいますか、
あまり中音域の薄さというのは気にならなくなります。
ただ、オーケストラやピアノの音など
中音域で音の温度(温かさ)を決定づけるような音色では
その音域の重要さに気付かされます。
聴く曲によっては気にならない、むしろ効果的と思うものもあるので
やはり使う人によって選ぶところは大きそうですね。
マニアからすれば価格の高いPS1000を選ぶとは思いますが
コストパフォーマンスならばGS1000のほうが優秀でしょう。
装着感もGS1000のほうがずっといいです。
…まあ、そういいつつ私はPS1000を選ぶわけですが(笑。
GRADOのヘッドホンは、他のメーカーと違い、
開放型に執心して作らてているので、
なんとなく開放にしました…といった機種とは一線を画します。
なにせ低音がモリモリ出せるパワフルな開放型といえば
GRADOぐらいでしょうから。
その分、音漏れがすごいですが…。
それだけ、音に一切の退路を作らず、自然な広がりを表現できるわけです。
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