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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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年の瀬というわけではないのだが、
仕事の方がかなり忙しくなっており、しばらく更新が滞っていた。
仕事の状況は来年以降も同じ状況が続くようなので
記事を書くことは勿論、情報収集すらままなっていないため
しばらくは不定期更新になることをご了承いただきたい。

08122100.jpg

前回記事で「気になっている」と述べていた
PS AudioのPower Plant Premierだが、
衝動買い的に入手することができた。
今回はPower Plant Premierの購入レポートを紹介したいと思う。

08122101.jpg

外箱。
大きさはBalanced Home Ampと同じくらいのかなり大きめの箱。
Balanced Home Ampとの違いは、16kgという重量。

08122102.jpg

Balanced Home Amp同様、輸送時の傷から守るため
段ボールは2重に組まれ、その中に本来のパッケージが。
外箱とほぼ寸法が同じため、外箱を壊さず取りだすのはかなり大変な作業。

08122103.jpg

パッケージを開梱した状況。
緑色の封筒には取扱説明書(日本語・英語)が含まれている。

08122104.jpg

同梱には本体・取扱説明書以外に
電源ケーブル、リモコンとリモコン用の単4電池、
ラックにマウントするための部品。
電源ケーブルはデフォルトで3ピンプラグなので
壁コンセントが3ピンではない場合は別途変換プラグ等が必要。

08122105.jpg

青色LEDを基調にした、落ち着いたパネル。
ちなみに、本体上部のPS Audioロゴが電源スイッチとなっている。
ラックにマウントできるとのことで、828mkIIと幅は同じ。
やはり16kgもあるので設置には非常に苦労した。
本来なら、ちゃんとしたオーディオラックを用いて、地面に直置きすべきではないのだが
そのあたりは諸般の事情ということで。

Power Plant Premier自体の機能は非常に単純で、
inputされた電源を既定の電圧に戻すだけ。
電圧等の設定を行うことはできない。
オーディオ機器に効果的に使用するためには
「CleanWave mode」に設定して使用する。

前面パネルのボタンやリモコンでできる制御は、ディスプレイ表示の変更がメイン。
青色LEDのパネルには「入力電圧」「出力電圧」「入力電力歪率」「出力電力歪率」「電圧差」
を表示させることが可能。
ちなみに、現在私の使用しているもともとの環境では
入力電圧が100~101V、電力歪率は2%前半(2.5%未満)と、意外に優秀だった。
(入力電圧は環境によって97~105V、電力歪率は2~5%の幅があるらしい)

肝心の音の変化について、
セッティングが大変なため、厳密な比較は行ってないが
高音域の音が明瞭になり、低音の輪郭がしっかりしたように感じる。
良く言えばきれいさっぱりした音、悪く言うと細くてざわざわした音になった。
音の芯を太く、肉厚にする作用は無いので
そういう音が好みの人にはちょっと方向性が違うかもしれない。

30万円分の満足感があるか、という疑問について
回答するには時期尚早の気もするが、
音を根本から変えたいなら別の投資を考えた方がいいと思う。
(ヘッドホンをメインにしているユーザならなおさらだろう)
Power Plant Premierの役割は、
今の音をよりよくするのではなく、出し切れていなかった本来の性能を
もう少しだけ引き出すだけのものだからだ。
(それは他のオーディオアクセサリーにも同様に言える話だが)。


おまけ
08122106.jpg
Power Plant Premierの底面。
PCに使われるような巨大なファンが2基も搭載されていた。
しかし、連続動作しても発熱は一切なく、
動作音(ファンが動作している音)も全くない。
一応、内部温度を調整する機能が搭載されているのだろうか…?
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無題
Power Plant Premier購入おめでとうございます。
格好いいですね~
見た目もいいですし、音もちゃんと導入した効果が実感できそうですね。
つきじ URL 2008/12/22(Mon)20:57:13 編集
Re:無題
つきじさん
コメント、ありがとうございます!

所持していないにもかかわらず、頻繁にPower Plant Premierを
キーワードに訪れる方がいらっしゃったのもあり、
ついつい気になって買ってしまいました。

もともとは総合AV機器への電源供給を行う装置なので
たかだか音楽(しかもヘッドホン)には役不足かもしれませんが
満足感ははかりきれないほど高いです。

一通り各ヘッドホンで色々なジャンルを聴いてみましたが、
繊細寄りのきめ細かい音になった傾向があってか、
STAX 4070での鳴りが一番改善の跡が見られた気がしました。
【2008/12/22 22:09】
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