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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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もはや年1回の生存報告となっていますが、
今年も音楽出版社よりヘッドフォンブックが刊行されました。
そして、今回もわずかながらですが、
私もいくつか新製品レビューやコラムを何点か書かせていただいています。
今回は15人もの著名なオーディオライターが参加しているので
内容もこってり濃いものが出来上がっています。
ぜひぜひ手に取って内容をご確認いただければな、と思います。

今回の付録は、今話題の「HPL音源」のサンプルDVD。
ざっくり言えば、ヘッドホン用に調整された音源とのこと。
(本当にざっくりしすぎて怒られそうですが、
 詳細は誌面に記載されているので、そちらをご確認を)
この手の本を買う人であれば、
現状でもそこそこの再生環境を持っている人が多いと思いますので
ぜひPCなりDAPなりに取り込んで聞き比べを愉しんではいかがでしょうか。
私は、まだ聴いてないので、これからやってみようと思います。

ハイレゾオーディオという、オーディオ界隈から
大きなビッグバンがようやく膨らみ始めて、
ハイブリッドヘッドホン、平面駆動ヘッドホン、マルチBAドライバーイヤフォンなど
新技術が目白押しの2014年以降。
…かという私は、最先端より少し後方で、
昨年はULTRASONE edition5やAKG K3003の購入など
安定路線?の買い物しかしていないわけですが、果たして2015年はどうなるのか…。
ヘッドフォンブック2015の特徴とは、
今のヘッドホン・イヤフォン界隈を知り、
そしてこれからのヘッドホン・イヤフォンの見通しが少しだけ垣間見える、
そんな感じの面白い仕上がりになっています。


※蛇足※
ライターさんの一人の編集後記に
「ヘッドフォン・イヤフォン喫茶」を画策している、という記載が。
もし実現するなら、ぜひ参加したい(笑!
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ここからは、edition5の購入直後インプレッション。
現時点での駆動時間は約20時間程です。
まだまだ音が変わっていく余地がありそうですが
現時点でも色々書けそうなので、まずはメモ代わりに。


<環境およびアンプで性格が大きく変わる?>

edition5は、今年春のヘッドホン祭りで試聴してきたのですが、
その時は、あまり強烈な印象はなく。若干がっかりして戻ってきたのは、
当時の記事からも察していただけるかと。

しかし、いざ、私の慣れ親しんだHeadroomの強烈アンプを介すと、
これが恐ろしく化けました。
春に試聴したヘッドホンと同一製品とは到底思えません。
ヘッドホンの個性をつぶすくらいの
強烈で有り余るパワーを持つHeadroomですが
edition5はダイナミックさは残しつつも、立体感は崩さず、
整然とした纏まりで鳴らします。

この手の芸当ができたヘッドホンは、
私が知る限りではedition9、D7000(DENON)、PS1000(GRADO)の3機種ですね。
しかも思い返せば、それらはバランスモデルでしたが
edition5はデフォルトのケーブルで実現しているので、やはり凄い。

近年のヘッドホンアンプ事情が分からないのですが、
私が知っている限りでいえば、
真面目なモニタ系、繊細綺麗系を目指すアンプだと
edition5の本当の良さは出ないと思います。
例えばm920(GRACE DESIGN)とかHeadroom系の
味付けが濃いアンプで鳴らすことで
edition5の異次元ぶりがはじめて出てきて、本性が味わえます。


<低音が特徴的なeditionシリーズに回帰!>

もう少し具体的に落とし込みましょう。
edition5の魅力の一つに、圧力のある低音があげられます。
edition9や、近年のマルチBAイヤフォンに見られるような
低音をドライバから根性で直接鳴らす、というものではなく、
空気感がある低音で、かつ、非常に引き締まっています。
DX1000(JVC/Victor)、W5000(audio-technica)系の低音の性格です。
重低音が鳴ると、ハウジング内の空気全体が耳をモコモコ触るような感覚。
しかし、それら2機種よりも圧倒的に量が多く、
輪郭が恐ろしくクッキリしているのがedition5の最大にして唯一無二の特徴。
質は違えど、edition9で実現していた、異次元の低音。
これこそ望んでいたeditionシリーズの低音です。


<高音域のアンバランスさは経過観察>

高音は、正直現段階では若干前に出すぎの感触がありますね。
破擦音や金属系は耳に刺さる感じがあります。
また、音場がやや狭い印象があるのもこの高音の近さが原因かと。
ただ、これは単に高音の鳴らしが小慣れていないことに起因してそうです。
edition9やiq、過去所有していたPROLine2500もそうでしたし、
購入直後に高音が過剰な機種は時間をかけることで均されていくものなので
今のところはそれほど気にはしていません。
仮にこのままでも、iqのように全体のバランスを
極端に崩しているようには思いません。

能率は若干低く、他のヘッドホンよりは音量を大きめにしないと
同じ音量では聞けません。
ポータブルの使用も想定してはいますが、
音量は取りにくいことを覚悟しましょう。
もちろん、アンプに据え置き並の濃さがなければ
edition5はフツーのヘッドホンになりますのでそれもご用心。


<抜群の装着感はedition8以降を継承>
装着感は、若干蒸れる感じはしますが、
(イヤパッドに皮革を使うのは、個人的にはちょっと苦手……)
耳を完全に覆い、しかも非常に軽量かつ重量バランスも絶妙なので
聴き疲れは皆無です。
一般的な製品よりは多少堅めのケーブルですが
取り回しの悪さは一切感じません。
ハウジングも深いので、遮音性も非常に高く、
タッチノイズも少ないです。

このあたりは、edition8以降
音質良いなら他を犠牲に、という思想は全くなくなっているので
心配は全く不要です。
音について詳しくない人でも、装着感だけで
超高級ヘッドホンの装着感を体感できるのではないかと思います。

<最大の課題、価格における性能や満足度は……>
では、いざ買おうとしたとき、
一番思い悩むのは対費用効果だと思います。
はっきり言いましょう。
50万円の価値ではありません。
もしSR-009+SRM-007tAのセット(共にSTAX、合計約50万円)を
購入しておらず、買える予算があるならそっちを先に買ってください。
対価格の満足度は間違いなくSR-009が上ですし、
既存環境との明確な差別化が計れます。
音だけの評価だったら、各社ハイエンドと比較して
価格ほど飛び抜けた高性能ではないですし(独特ですけどね)
素材やデザイン、限定品という価値を鑑みても
20万円前後が妥当かな、ぐらいです。
厚遇なアフターサポートやオーナーカスタマイズがあるわけでもなく。
プラス30万円は、もうお布施かと……。
オールジャンル欠点なく鳴らし、正確性よりも楽しさを重視し、
装着感も最高、というところで妥協は全くありません。
間違いなくこれひとつで一生使えるヘッドホンです。
ただただ、価格だけが合点いかないのは、購入した今でも思います。
その価格にさえ目を瞑ることができ、、
ちょっとキャラの濃い再生環境を所有しているのであれば
間違いないく強烈な個性を発揮し、
過去最高の満足度が得られるヘッドホンになります。
個人的には、edition9とは質的な違いではあると感じつつも、
トータル満足度ではedition9を若干上回るんじゃないか?ぐらいの
好感触を得ているedition5。
言い換えれば、私の中では密閉型のヘッドホンで最高傑作となります。
「そりゃそれだけ高い買い物したら褒めたくなるだろ……」
かもしれませんが、確かにそれも否めませんが、
試聴で聴いた程度の実力の心づもりでいただけに、
まさかここまで化けるとは思ってなかったのが大きな誤算でした。
あまりにも飛び抜けた価格設定であるが故の先入観から
他社ハイエンド帯に引けを取らない性能ではあるのに
正当に評価されていない悲しい機種に思います。
(私も、試聴時は「50万円出してこれじゃ…」という印象でしたし)
もともとは、通勤用に使っていたedition8の代替と
考えていて、予定調和なら外で使う用ヘッドホンの予定でした。
思ったよりそもそものサイズが大きいうえに、
据え置きアンプで鳴らした時の楽しさが半端でないという点で
ちょっと使い道に迷いがあります……
それでも、多分、
据え置きとポータブル(通勤時)の両刀で
使いこなす感じになると思います。
都合よくケーブルも2本ありますし。
目指せ、edition5使用時間世界一。
コレクターが激怒するぐらいボロボロになるまで使い倒します……
お久しぶりです。
こういう形でブログを書くのもかなり久しぶりですね。
具体的には、2012年にULTRASONEのiqを購入した時以来です。

タイトルからもわかる通り、editionシリーズの最新作、
edition5を購入してしまいました。

まずは、購入レポートを淡々と貼り付けます。
長くなったので、インプレッションはそのあと別記事にて。



外箱です。
私の知る限りでは、
editionシリーズで最もしっかりとした外箱に思います。
edition9の時は無地のダンボールだったのが懐かしい。
付属品の関係で、ヘッドホンの外箱としては結構大きいです。
比較用のCDジャケットでご確認ください。
(2年前のヘッドホン祭りで購入した、Suaraさんサイン入りCD)

edition9やedition8にはなかった、edition5の品質証明。
edition10以降ではあったりするんでしょうか?
シリアルナンバー(実際は記載されています。画像は処理済)
エンジニアAndreas Veitinger氏と品質管理Yoko Onodera氏のサイン。
サインは、直筆ではなくコピーのようですが。



ハードケースと皮革ポーチ。
どちらもただならぬ高級感があります。
これ単品でも相当なお値段かもしれません。
なお、画像ではわかりにくいですが、
ハードケースにはedition5のロゴが、
ポーチにはULTRASONEのロゴが入っています。


ハードケースを開いた状態。
恐らく、このケースを使う人はコレクターだけかと…。
(私もedition9、edition8のケースは全然使っていません)


今回、3.5mmプラグの1.2mケーブルと、標準プラグの4mケーブルの
着脱式ケーブルが採用されています。
本体の接続には、shureなどの高級イヤフォンに採用されている
MMCXコネクタと思われる形状。
着脱可能ケーブルなので、メンテナンス性はもちろん
高級ケーブルへの変更やバランス接続にもできるかもしれませんね。
3.5mmプラグにL字を採用してくれたのは
ポータブル用途だと大変助かります。


まだまだ現役、edition9 balanced(右)との大きさ比較。
実はedition9と比べると、かなり大きいです。
ハウジングの深さやイヤパッドの厚みを考慮しても、
部類としては大型ヘッドホン。
しかし、重量はedition5のほうが劇的に軽い。
見た目の大きさもあってか、数字以上に軽く感じますね。


もうちょっと後で、これまた長文のインプレッションも上げておきます。
興味のある方は是非ご参考まで。


ヘッドホン祭2014春、その3。
好き勝手に独断と偏見の雑記を記します。

2年前とかなり変わっていることといえば、
やっぱり客層は圧倒的にイヤフォンが多いですね。
イヤフォンブースが終日活況だったように思います。

私はちなみに、この日は
ファイナルオーディオデザインのPANDORA HOPE VIを装着していましたが
ヘッドホン装備の人もほとんどいなくなりました。
イヤフォン、とくにカスタムイヤフォンが目につきましたね。
これも時代の流れなのでしょう。

とはいえ、もちろん昔ながらのヘッドホンマンも結構いて、
edition9ユーザも何名か目撃しましたよ。

 

ここまで来たからには、聴かずにはいられない、
ULTRASONE edition5。

時間が早かったためか、待ち時間なく、待ち人もいなかったので
じっくりと試聴させてもらいました。手持ちのedition8LTDと比較しながら。

……ただ、はっきりと言ってしまうと、
「これに50万円出すのはちょっとな……」という感じでした。
もちろん、見た目に反して物凄く軽く、装着感もよく、
音も決して悪くはないんですが……。
鳴らしが完了していないのか、ドライバが固すぎるのか、あるいはアンプなのか。
引き締まっているけれど、ガツンと来ない、そんな印象でした。
ガツン具合なら同じ環境だとedition8LTDのほうが強いです。
もしかして、edtion10以降のソフトな音作りが
今のeditionのコンセプトなのかな……と思うと
ちょっと寂しい気持ちがありました。
edition9のような、暴れヘッドホンだった時代に生きていただけに。



今の私のお気に入りとなって、昨日もこれを着けて歩いていたのですが、
ファイナルオーディオデザインのPANDORA HOPE。
本体かなり重たいんですけど、今までのヘッドホンにない非常に抜けのいい響きで
かなり癖になってしまっています。

展示されていたのは、VI(右)や新発売のIV以外に、
今後出るらしい、VIII(中央)とX(左)、とのことです。
Xは動くかどうかわからなかったのですが、VIIIは聴くことができました。
VIIIについては、音作り自体はVIとほぼ同じで、
じっくり比べないと違いは分からないかな…レベルでした。
もちろん、まだ試作中とのことで、今後グレードアップする可能性はありですね。



祭限定販売となっていた、Astell&Kern AK240の金色エディション。
昨日時点ではまだ限定20台は売り切れてませんでしたが、
さすがにもう売り切ってるでしょうね。

Astell&Kernも、すっかりハイエンド機種になってしまって、
AK100のことは忘れ去られた感じでした。
やっぱりAK100では圧倒的に弱いと感じられた
全体的な音の圧力、ダイナミックさが、ここまでくると
申し分なし、ポータブルアンプも一切不要と感じさせる
相当なパワーがありましたね。
かつて双璧を成していたHDP-R10とも違い、
聴いていて、高揚するような楽しさもしっかり感じられる音作りでした。
タッチ液晶のレスポンスもAK100より抜群にいい気が。

ただ、やっぱりポータブルに30万は、庶民には無理ですよ……。


イヤフォン系はほとんど回らなかった、というか、
せめて聴きたかったWestone W50やShure SE112が
物凄い人だかりだったので、試聴は諦めました……
それだけ、イヤフォンが注目されて
市場も盛り上がっているという証拠なのでしょう。


ちなみに、散財については、
この日は特に何も買わず帰ってきてしまいました。
随分くたびれていたedition8のイヤパッドくらいは
買おうかと思っていたのですが、残念ながら在庫なしとのことで。

ただ、正直、悩んでいる某機種があって、
今日一杯悩む可能性はあります。今日踏ん切りつかなかったら多分買いません。
新製品ではなく、だいぶ前からくすぶっていた物欲に
ほんのちょっとだけ火がついて、今まさに葛藤中です……。


今日、5/11も祭りは中野サンプラザで開催中です。
次回も決まっているようで、10/25~10/26、
また中野サンプラザのようですよ。


ヘッドホン祭2014春の雑記その2。
10日14:30からは、beyerdynamicの新製品発表会。

結論から言うと、beyerdynamicの新製品発表自体は
それほど大きなサプライズはなかったのですが、
プレゼンテーターの方のプレゼンが大変面白かったので
個人的にはそれが見れただけで結構満足してます(笑。



発表会にはbeyerdynamicのアジア地域を統括しているという
偉い人、Michael Kinzel氏も登場しました。
イケメンですが、その後の発表でもところどころお茶目な面も……。

発表会の冒頭では、beyerdynamicの会社紹介ムービーを
紹介してくださいました。渾身の出来ですね。
実際のムービーは下記サイトで見られます。
(リンク先は英語字幕ですが、会場では日本語字幕版が流れました)
http://north-america.beyerdynamic.com/company.html


今回beyerdynamicから発表されたのは
①T90Jubilee(T90の記念モデル)
②T51iPremiumHeadphones(T51のiOS対応モデル)
③CustomStudio(CustomOneProの次期モデル)

完全新作、というサプライズは無しでした。



実際にKinzel氏がパッケージを開封し、内容物を紹介するというコーナーも。
そして、進行役の方が、後半このくだりを忘れて若干カオスになったりしたのも
それはそれで面白かったです。

おそらく、この発表会で比較的サプライズだったのは、
ちょうど昨年発表されていた「Custom One Tesla」が
事実上の白紙撤回になったというお詫び発表ではないでしょうか……。


私自身は、モノの良さは存じ上げていたものの、
実は一度もbeyerdynamic製品は手にしたことがなかったんですよね。
T1はかなり気になっていましたが
(ちなみにT1は日本が一番売れたそうです……)

製品とか物欲はともかく、beyerdynamicという会社が興味深いな、と
強く印象付けられた発表会だったように思います。
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2014/03/18 - すっかり放置していますね…。三十路になってお金の使い方がすっかり慎重になってしまいました。でも、散財を忘れたわけではありませんよ。

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