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AKG、K701(Silver Dragon)。
以前の記事でも紹介したとおり、私の愛用機種であり、
数多くあるヘッドホンの中でも万能機種として名が挙がる名機である。
先日、このK701がちょっとした注目を浴びた。
<参考URL>
AKG ヘッドホンスレ K29
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/av/1241195801/l50
私は2ちゃんねるは情報収集などでしばしばROM専で覗かせてもらっているが、
突然AKGヘッドホンスレが異常な書き込み数を記録した。
どうやら、とある人気アニメのキャラクターがK701をつけていたそうで、
アニメのファンがK701を求めて一斉に書き込んだようだ。
普段は数十レス/日のヘッドホンスレが、AKGだけ1日で数百レスも記録した。
現在もまだ余韻は残っているが、一時期のお祭り騒ぎはすでに収束に向かっている。
このアニメ自体は詳しく知らないので、ひとまず話題は置いておくが
今回のこの現象は、「ヘッドホンの入り口」としてとても興味深い。
皆さんは、如何にしてヘッドホンに興味を持ち、購入に至っただろうか?
今回のアニメに限らず、有名人がヘッドホンをして人気が出たモデルはいくつかある。
古くからアーティストのレコーディング風景などでよく登場するMDR-CD900ST(Sony)、
青山テルマや宮崎あおいが着用したといわれているRP-HTX7(Panasonic)、
宇多田ヒカルがプロモーションビデオで使用したATH-SQ5(audio-technica)、
水泳の北島康介をはじめ多くのスポーツ選手が使用しているQuietComfort3(BOSE)など。
これらの機種は、オーディオの中でも比較的ニッチな市場であるヘッドホンで、
ある程度の売り上げを伸ばしている、人気機種だ。
何を言いたいかというと、
先のアニメの件で、猛烈な勢いでレスが付けられる中で
「アニメのキャラクターが使っていたという理由でヘッドホンを選ぶなんて…」
という、もともとのヘッドホンユーザの声が少なからず見受けられたが、
ヘッドホンという狭くて深い世界への入り口としては
今回の現象は間違いではない、と個人的に思う。
ちょっと昔の話でいえば、「萌えるヘッドホン読本」からヘッドホンを知ったユーザも多いだろう。
逆に、自らヘッドホンに興味を持ち、調べて、自分好みのヘッドホンを見つけたという人こそ
少数派ではないだろうか。
いまでこそ、iPodをはじめとしたDAP製品が流行っているおかげで
家電量販店のヘッドホンコーナーは非常に充実しているが、
ニッチなジャンル故、世間一般にあまり広く知られることがない世界であることに変わりはない。
今回の騒ぎで、アニメファンに限らず、スレッド紹介サイトなどでも
K701が取り上げられており、ちょっとした話題のタネになったようだ。
ヘッドホンでも数万円もする機種が存在すること自体、知らない人が多い。
そういった人たちに、こんなヘッドホンがあったということが知られることは、
いちヘッドホンマニアである私自身は、ある意味喜ばしいことではないかと感じている。
ヘッドホンは、オーディオ市場でも認知度が低いマイナーなジャンルである。
入口は狭くとも、コアでディープな世界が広がっていることを
より多くの人に知ってもらいたいと願い続けるのは、私だけではないだろう。
ただ、K701は非常に優秀な機種なので、
紆余曲折した上でK701の魅力を知った私としては、
「最初に手に取ったヘッドホンがK701だ」というのはなんとも贅沢な話だと
ちょっと嫉妬の念を感じてしまうのはある。
古くからアーティストのレコーディング風景などでよく登場するMDR-CD900ST(Sony)、
青山テルマや宮崎あおいが着用したといわれているRP-HTX7(Panasonic)、
宇多田ヒカルがプロモーションビデオで使用したATH-SQ5(audio-technica)、
水泳の北島康介をはじめ多くのスポーツ選手が使用しているQuietComfort3(BOSE)など。
これらの機種は、オーディオの中でも比較的ニッチな市場であるヘッドホンで、
ある程度の売り上げを伸ばしている、人気機種だ。
何を言いたいかというと、
先のアニメの件で、猛烈な勢いでレスが付けられる中で
「アニメのキャラクターが使っていたという理由でヘッドホンを選ぶなんて…」
という、もともとのヘッドホンユーザの声が少なからず見受けられたが、
ヘッドホンという狭くて深い世界への入り口としては
今回の現象は間違いではない、と個人的に思う。
ちょっと昔の話でいえば、「萌えるヘッドホン読本」からヘッドホンを知ったユーザも多いだろう。
逆に、自らヘッドホンに興味を持ち、調べて、自分好みのヘッドホンを見つけたという人こそ
少数派ではないだろうか。
いまでこそ、iPodをはじめとしたDAP製品が流行っているおかげで
家電量販店のヘッドホンコーナーは非常に充実しているが、
ニッチなジャンル故、世間一般にあまり広く知られることがない世界であることに変わりはない。
今回の騒ぎで、アニメファンに限らず、スレッド紹介サイトなどでも
K701が取り上げられており、ちょっとした話題のタネになったようだ。
ヘッドホンでも数万円もする機種が存在すること自体、知らない人が多い。
そういった人たちに、こんなヘッドホンがあったということが知られることは、
いちヘッドホンマニアである私自身は、ある意味喜ばしいことではないかと感じている。
ヘッドホンは、オーディオ市場でも認知度が低いマイナーなジャンルである。
入口は狭くとも、コアでディープな世界が広がっていることを
より多くの人に知ってもらいたいと願い続けるのは、私だけではないだろう。
ただ、K701は非常に優秀な機種なので、
紆余曲折した上でK701の魅力を知った私としては、
「最初に手に取ったヘッドホンがK701だ」というのはなんとも贅沢な話だと
ちょっと嫉妬の念を感じてしまうのはある。
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Re:無題
坊SEさん
コメント、ありがとうございます!
趣味もいろいろですが、
私の“ヘッドホン道”は曲がり道や遠回りが長ければ長いほど、
幸せだと思っています。
ヘッドホン好きであることは、未だ、その道半ば、であることが
必要十分な条件かもしれませんね。
ヘッドホンユーザとして一番幸せな時間というのは、
至高の機種で音楽を聴く瞬間よりも、
案外、予算と理想の狭間で何を購入するか
悩み考えている時間ではないかと思います。
コメント、ありがとうございます!
趣味もいろいろですが、
私の“ヘッドホン道”は曲がり道や遠回りが長ければ長いほど、
幸せだと思っています。
ヘッドホン好きであることは、未だ、その道半ば、であることが
必要十分な条件かもしれませんね。
ヘッドホンユーザとして一番幸せな時間というのは、
至高の機種で音楽を聴く瞬間よりも、
案外、予算と理想の狭間で何を購入するか
悩み考えている時間ではないかと思います。
無題
初めまして。時々覗かせてもらっています。
以前こちらの記事を参考にしてATH-ESW9を購入しました。
結果は大変満足しております。
自分は音質を気にしてヘッドホンを買い始めてまだ1年余り、
最も高価なヘッドホンがESW9と超初心者なのですが、
まともに買い始めるきっかけは新聞の日曜版のヘッドホンのランキング記事でした。
そこで1位にATH-SJ3が載っていて、(当時の自分にとっては)高いヘッドホンの音に興味があったので買ってみたという感じですね。
いざ聴き始めるとさらに高価な機種が気になり、
SJ3→SQ5→ESW9と今に至ってます。
今では昔使っていた1000円程度のヘッドホンの音を聞くと、
よくこんなの聞けてたなと驚きますね…。
以前こちらの記事を参考にしてATH-ESW9を購入しました。
結果は大変満足しております。
自分は音質を気にしてヘッドホンを買い始めてまだ1年余り、
最も高価なヘッドホンがESW9と超初心者なのですが、
まともに買い始めるきっかけは新聞の日曜版のヘッドホンのランキング記事でした。
そこで1位にATH-SJ3が載っていて、(当時の自分にとっては)高いヘッドホンの音に興味があったので買ってみたという感じですね。
いざ聴き始めるとさらに高価な機種が気になり、
SJ3→SQ5→ESW9と今に至ってます。
今では昔使っていた1000円程度のヘッドホンの音を聞くと、
よくこんなの聞けてたなと驚きますね…。
Re:無題
もやしさん
コメント、ありがとうございます!
ESW9は、私も気に入っている機種です。
オーディオプレイヤーから鳴らす機種であれば、
私はESW9で十分終着点だと思っています。
大型ヘッドホンは、それはそれでまた別の魅力がありますので
私もまだまだ自分好みの音を探す紆余曲折の最中ですが…。
ヘッドホンを購入する感動は、付属ヘッドホンから数千円の機種、
数千円の機種から数万円の機種というステップで感動があると思いますが、
その後はなかなかその感動を上回ることがないのが悲しいです。
その時の感動やときめきみたいなものを、ぜひ大事にしてほしいです。
コメント、ありがとうございます!
ESW9は、私も気に入っている機種です。
オーディオプレイヤーから鳴らす機種であれば、
私はESW9で十分終着点だと思っています。
大型ヘッドホンは、それはそれでまた別の魅力がありますので
私もまだまだ自分好みの音を探す紆余曲折の最中ですが…。
ヘッドホンを購入する感動は、付属ヘッドホンから数千円の機種、
数千円の機種から数万円の機種というステップで感動があると思いますが、
その後はなかなかその感動を上回ることがないのが悲しいです。
その時の感動やときめきみたいなものを、ぜひ大事にしてほしいです。
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