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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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[[ 高コストパフォーマンスのポータブルヘッドホン ]]

ATH-ES7(画像:左)は、約1年ほど、
外用のヘッドホンとしてほぼ毎日使い続けたポータブルヘッドホンだ。
昨年10月に発売されたESW9(画像:右)に役割がとってかわったので
現在は静かに眠っている状態である。


ES7が発売された2005年は、iPodをはじめとしたポータブルの
デジタルオーディオプレイヤー(DAP)が活況を見せ、
appleにおいてもipod shuffleやipod nano、
現在ではclassicと呼ばれているハードディスク型のipodもカラー液晶・動画対応など
飛躍的にDAPが伸びた年でもある。

DAPのハードディスク大容量化により、高ビットレート再生ができるようになり、
高音質を求めるユーザも少なからず出てきた。
ES7は、当時としては国内のポータブルヘッドホンとしては1万円台後半という
高級品として位置づけられている。
今でこそSHUREやETYMOTIC RESEARCH、Sensaphonicsといった
高級インイヤーを使う人が増えているものの、
当時、まともな音を鳴らせるポータブルヘッドホンといえば
BOSEのTriport(現・BOSE around-ear Headphone)、
SENNHEISERのHD25、国内ならせいぜいDJヘッドホンぐらいだった。


久しぶりに取り出して聴いてみたところ、
やはりES7はポテンシャルとしては十分高いものを持っている。
以前行った比較企画のような厳密な音比較はしていないものの、
ESW9と比べた場合、単純に‘量’でいえば低音も高音もES7のほうが上だ。
俗にいう「ドンシャリ系」ではあるものの、バランスがそれほど崩れていない。
ノリが非常によく、縦ノリ系の曲を好んで聴く人には
ESW9よりも「良い」と感じるかもしれない。

もちろん、完璧なヘッドホンなどこの世には存在しないため、
ES7でいえば、辛いのは音場の狭さと装着感の悪さだろう。
鏡面ハウジングも見た目は奇麗だが、ちょっとした指紋や傷が目立つため
こまめな手入れも必要だ。

現在のブームは、やはりインイヤーで、
高級機もバランスド・アーマチュアのほうに注力されているのか
なかなか良質な小型のオーバーヘッド型が登場しない。
そのような中でも、ES7はESW9に並ぶ、非常に完成度の高いヘッドホンであり、
数少ない中堅価格帯としても、長く活躍し続けることができるモデルだ。
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