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誠文堂新光社出版の、オーディオ総合月刊誌「MJ 無線と実験」。
毎月10日ごろ刊行され、主にハイエンドオーディオシステムの理論系や
自作に必要な数学的・工学的情報が気鋭のライターによって執筆されている。
どちらかというとピュアオーディオ、世代的にもかなり高い年齢層が対象のため
ユーザ層が若めのヘッドホンマニアには敷居の高い雑誌なのだが、
今月刊行された2008年6月号は「オーディオファン向けヘッドホンを聴く」ということで
ハイエンドヘッドホンが特集されている。
こうした雑誌にもヘッドホンがクローズアップされることは非常にありがたいことだ。
トップページこそカラーだが、以降の記事はモノクロで
実際は15ページほどの分量(雑誌は約200ページ)。
画像にも記載されているが、紹介されたのは以下の機種。
・MV1(KOSS)
・PRO2500(ULTRASONE)
・DT48 E/25(beyerdynamic)
・DT990 Edition2005(beyerdynamic)
・HD25(sennheiser)
・HD650(sennheiser)
・ATH-W5000(Audio-technica) ★
・K701(AKG) ★
・SR-404(STAX) ★
・4070(STAX)
・PFR-V1(sony)
(★は、私が所持しているヘッドホン)
構成としては、簡単な機種の概要、
2人のヒアリングテスターによるレビュー
(一人が元ちとせとSteely Dan、もう1人はクラシックを試聴)
周波数測定は森本浪花音響計画有限会社による
リアルタイムアナライザー出力結果が記載されている。
ヘッドホンアンプはDOD SR460Hという聞きなれない機種。
調べたところ、価格は1万円前後なので、正直、これはかなり微妙。
STAXはどのドライバーユニットを使ったか書かれておらず、
個人的にはSRM-006tA以上の機種であってほしいと願う。
レビューの内容は、気になる方はぜひ本を購入して確認していただきたいが、
基本的には製品の良いところを徹底的にほめている感じで、
どちらかといえば褒めすぎ、宣伝文句に近い感じも受ける。
アンチヘッドホン・過激派からは強烈な突っ込みが出そうな内容だが
それほど大外れなことはかかれていないと感じた。
だが、各機種の試聴にはあまり時間がかけていないようで、
第一印象で感想を書いた、というような印象も若干受けた(それはそれで悪くないのだが)。
あとは、ハイエンドヘッドホンを出すなら、もっと出てきてほしかった機種が当然いるので
(特に、各メーカーの最高級品と言いながら、SR-007Aは名前が挙がっただけ)
不満は多いものの、ヘッドホンの地位向上への第一歩、と思えば良しとしたい。
なお、今号で他に興味を惹いたのはオーバーサンプリングの記事。
デジタル環境、高級DAC等で音楽を聴く人にとって、ためになるものが多く書かれているので
目を通して損はないだろう。
ヘッドホンマニアであっても、ピュア愛好家であっても、
根幹は同じ音楽を究極に高めるという技術。
食わず嫌いやコンプレックスで避けるのではなく。
知識として身に付いているだけで若干世界は広がる、かもしれない。
ユーザ層が若めのヘッドホンマニアには敷居の高い雑誌なのだが、
今月刊行された2008年6月号は「オーディオファン向けヘッドホンを聴く」ということで
ハイエンドヘッドホンが特集されている。
こうした雑誌にもヘッドホンがクローズアップされることは非常にありがたいことだ。
トップページこそカラーだが、以降の記事はモノクロで
実際は15ページほどの分量(雑誌は約200ページ)。
画像にも記載されているが、紹介されたのは以下の機種。
・MV1(KOSS)
・PRO2500(ULTRASONE)
・DT48 E/25(beyerdynamic)
・DT990 Edition2005(beyerdynamic)
・HD25(sennheiser)
・HD650(sennheiser)
・ATH-W5000(Audio-technica) ★
・K701(AKG) ★
・SR-404(STAX) ★
・4070(STAX)
・PFR-V1(sony)
(★は、私が所持しているヘッドホン)
構成としては、簡単な機種の概要、
2人のヒアリングテスターによるレビュー
(一人が元ちとせとSteely Dan、もう1人はクラシックを試聴)
周波数測定は森本浪花音響計画有限会社による
リアルタイムアナライザー出力結果が記載されている。
ヘッドホンアンプはDOD SR460Hという聞きなれない機種。
調べたところ、価格は1万円前後なので、正直、これはかなり微妙。
STAXはどのドライバーユニットを使ったか書かれておらず、
個人的にはSRM-006tA以上の機種であってほしいと願う。
レビューの内容は、気になる方はぜひ本を購入して確認していただきたいが、
基本的には製品の良いところを徹底的にほめている感じで、
どちらかといえば褒めすぎ、宣伝文句に近い感じも受ける。
アンチヘッドホン・過激派からは強烈な突っ込みが出そうな内容だが
それほど大外れなことはかかれていないと感じた。
だが、各機種の試聴にはあまり時間がかけていないようで、
第一印象で感想を書いた、というような印象も若干受けた(それはそれで悪くないのだが)。
あとは、ハイエンドヘッドホンを出すなら、もっと出てきてほしかった機種が当然いるので
(特に、各メーカーの最高級品と言いながら、SR-007Aは名前が挙がっただけ)
不満は多いものの、ヘッドホンの地位向上への第一歩、と思えば良しとしたい。
なお、今号で他に興味を惹いたのはオーバーサンプリングの記事。
デジタル環境、高級DAC等で音楽を聴く人にとって、ためになるものが多く書かれているので
目を通して損はないだろう。
ヘッドホンマニアであっても、ピュア愛好家であっても、
根幹は同じ音楽を究極に高めるという技術。
食わず嫌いやコンプレックスで避けるのではなく。
知識として身に付いているだけで若干世界は広がる、かもしれない。
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無題
MJは昔から定期的にヘッドフォンの特集はしています。STAXやテクニカも昔から継続的に広告をしていましたから。
ここの出版社は経営的にもかなり厳しいですので広告を出せばこのくらいの記事はやりますよ。
ここの出版社は経営的にもかなり厳しいですので広告を出せばこのくらいの記事はやりますよ。
Re:無題
コメント、ありがとうございます。
確かに定期的にヘッドホン特集は組まれていましたよね。
MJでは、ご無沙汰だった気もしますが…。
あの記事にメーカーの金が絡んでいるかはわかりませんが、
確かにレビューというより紹介文に近い感じです。
でもヘッドホンを全く持っていない人にとっては、特にPFR-V1あたりは
面白がってくれる気もします(SONYだけは、この選定が正しかった)。
確かに定期的にヘッドホン特集は組まれていましたよね。
MJでは、ご無沙汰だった気もしますが…。
あの記事にメーカーの金が絡んでいるかはわかりませんが、
確かにレビューというより紹介文に近い感じです。
でもヘッドホンを全く持っていない人にとっては、特にPFR-V1あたりは
面白がってくれる気もします(SONYだけは、この選定が正しかった)。
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2016/11/25 - あっという間に時が流れ、このblogも開設から10年目。2016年はその締めくくりをしたく思っています。2000年代後半にハイエンドの虜になった、一人のマニアの軌跡です。
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