Windows Vistaへのソフトウェア対応状況レポ

先に更新したデスクトップPCだが、
あまりにもリソースが余りすぎていたので、
思い切ってWindows Vistaにアップグレードした。

しかし、多くの人が懸念しているのは、Windows Vistaへの
ソフトウェアの対応状況。特にフリーウェア。
すでにレポートも数多く上がっているとは思うが、
おもに私が使用しているフリーソフトを中心に、
Vistaで動作させた場合の状況を簡単にレポートしたいと思う。

※注意※
・OSは、Vista(home Premium)のクリーンインストール。
・CPU:Core2Quad 2.5Ghz、メモリは4GB。
・環境によっては、下記レポート通りにならないこともある。

＜828mkIIドライバ＞


こちらは、Vista対応のドライバーなので、問題なく動作する。

＜Frieve Audio＞


公式ではVista非サポート。
今のところ、問題なく動作している。むしろ、XPのころより安定しているようにも思う。
画面レイアウトが、ワイド画面だと、XPの時はコンダクトが崩れていたのだが、
Vistaではきれいに表示されるようになった。
また、192kHzのリアルタイムアップサンプリングも、音飛びが無くなった。

なお、CPU使用率は、XPのころと変わらず30～40%。

＜WaveUpConverter＞

公式ではVista非サポート。
今のところ、問題なく動作している。
処理スピードが心なしか上がったような気がする（計測したわけではないのだが）。
CPU使用率は、40%未満。

＜foobar 2000＞


問題なく起動し、音も鳴る。
勝手に828mkIIのサンプリングレートやバッファサイズを書き換えるのは
Vista以前の話なので、もう諦める。

＜Lilith＞


残念ながら、Lilithは動作不安定となった。
再生ボタンを押しても、音楽が再生されないか、
鳴っても数秒たつと勝手に音が止まってしまう。
Vistaには「互換モード」も存在するのだが、
XP互換モードにするとさらに深刻で、設定画面を開くと
かなりの高確率でフリーズ。

サウンド出力をASIOにした場合（with MIXERもproject9kも）は
確実にフリーズするので、LilithでASIO出力する人はVistaではあきらめるしかない。
DSやWaveMapperの出力だと、やや安定している。

＜CarryOnMusic＞
こちらは、バンドルソフトのため、インストールすらできない始末。
インストールにはオーディオインターフェースであるSE-U55GXの
インストールが必要なのだが、肝心の本体が行方不明。

インターネットでは、カーネルエラーなどの深刻な障害がでるとのうわさがあり、
こちらは少々期待できない。

なお、CarryOnMusicの仕事は、
Digion DVDaudioに移行する予定。現在取り寄せ中。
体験版が公式サイト上にあり、ほぼCarryOnMusicとおなじ
ファイルコンバートやリッピングが可能なので、
CarryOnMusicユーザは体験版を試してみるとよいかもしれない。


結論としては、Vistaに移行しても、
意外と影響が少なく、代替手段もそこそこ存在する。
ただ、大量のメモリとCPUパワーを消費することがVistaの前提なので
あえてVistaにアップグレードするメリットはなさそうだ。
ただ、XPで古くなったPCを使っている、特にノートPCのユーザは
もうXPバンドルで購入できなくなるので、代替手段の模索も必要となるのではないだろうか。