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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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先日行われたフジヤエービック主催の「春のヘッドホン祭り」にも出展されていた
K701のバランス改造版、K701 Silver Dragonを
同じくフジヤエービック デジタルスタイルショップにて購入した。
(こちらは限定生産につき、予約していない場合はフリー在庫がある場合のみ購入可能。
 詳細はフジヤエービック ホームページにて。)

購入報告と、機種の特徴を簡単に記す。

08042301.jpg

外箱。サイズは標準的。それなりの重さもある。
天板には、おそらく店頭陳列用のひっかけ口がある。
若干外箱に傷が多いのは、完全新品ではないため、致し方ないか。

08042302.jpg
「Silver Dragon」と書かれたシール。
なお、このSilver DragonとはMoon Audioのケーブル名で、
他にBlue DragonとBlack Dragonが存在する。
Sliver Dragonは99.99%の銀を、Blue/Black Dragonは99.999%の銅を
導体として使用している。
BlueとBlackだと、Blueのほうが導線が細く、
簡単に言えばBlue Dragonは廉価版と思ってもらって良い。
BlackとSilverは導線の太さ、長さ当たりの価格も同じだ。

08042304.jpg

箱を開封した状態。
前評判どおり、緩衝材の一切無い恐ろしい梱包。
運が悪いと、新品でもハウジングに小傷が沢山ついていることも。
幸い、私のほうは目立った傷は無かった。

08042306.jpg
もともと片出しケーブルだったK701を改造して
両出しのヘッドホンに。ケーブルの収束部が若干近い気がする。
ハウジングとケーブルの部分に、接着剤の跡があった。
非常に細いケーブルなので、断線には気をつけたほうがよさそうだ…。

コネクタは、もはや語るのも野暮か、NEUTRIC製。

080424.jpg
ご存知の人も多いと思うが、AKGのK601とK701は
全数チェックを行った際のシリアル№が記録されている。
私のは27649。やはり、人気機種だけあって相当世に出回っているようだ。

08042305.jpg

GS1000(GRADO)、K701(AKG)、edition9(ULTRASONE)。
現在私が所持するバランスタイプのヘッドホン三機種。
高級ヘッドホンとしても名を馳せている機種達だけに、
バランスとしての本領を発揮出来る日が待ち遠しい。
あとは、Headroom Balance Homeが揃うだけだ。


さて、K701の肝心の音のほうについて。
購入から今まで、約60時間ほど鳴らした状態。
しかし、ヘッドホンの特質か、初回の鳴らしから大幅な変化はなく、
そもそも最初からしっかりと音がなっているように思う。

やはり、想像していた通り、優等生という言葉が良く似合う音だ。
出す音に何の偏りも感じず、聴きたい音がよく前に出る印象。
低音も高音も変にでしゃばらず、中音もしっかりしているので
音の厚みもしっかりしている。
生音、打ち込み、激しい音楽も静かな音楽もそつなくこなす様は
没個性的とはいえ、この万能さはSR-007Aを髣髴とさせる。
GS1000ほどの開放感はないものの、音場は広い。

デザインのよさも好印象。
硬派で無骨なヘッドホンが多いため
白いヘッドホンは、よく映える。
専用のヘッドホンスタンド(?)も、鎮座した姿は様になる。

装着感は、意外に悪い。
側圧はそこそこ強いが許容範囲。
しかし、頭頂圧はedition9にせまるくらいの痛みを感じる。
フリーアジャストなのだが、随分抵抗の強いワイヤーが使用されている。

K701は音のエージングは不要かもしれないが、
硬いイヤパッドとフリーアジャストのヘッドバンドに
十分な「慣らし」が必要かもしれない。
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