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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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080618_1.jpg

[[ ボトルネックを、排除する ]]

先日、オヤイデ電気より、PA-02 3.5STRを購入したので、
購入レポートと購入直後レビューを行う。
…とはいったものの、この型番だけで何のケーブルかわからないと思うが、
これは3.5φステレオ(オス)⇔3.5φステレオ(オス)専用ラインケーブル。


ケーブルは、太さがあり弾力が強く、
ポータブル用途で使用するには取り回しは良くない。
ともすれば、ケーブルの弾力で機器のラインジャックから
外れてしまうこともしばしば。
しかし、それだけ造りはしっかりしていて、
価格相応の外見をもっている。

080618_2.jpg

この画像を見てもらうと、ケーブルには矢印が描かれている。
ケーブルの極性があるようだ。
画像でいえば、左側にDAPを、右側にアンプをつなぐのが正しい。
原理的には逆につないでも音はもちろん出るのだが、
逆つなぎは高音が曇り、全体として散漫な音の広がりを示す。
(そういう音が好みという人もいるかもしれないが…。本来の音ではない)

080618_3.jpg
HD60GD9ECにheadroom portable ampという強烈タッグだったが、
ラインケーブルはソニーの量販ラインケーブルだった。
考えられるボトルネックはそれだけだったので、
これで、私の考えるところ死角はなし、といったところか。

音については、オヤイデらしさともいうべきか、太く、豊かになった感じ。
headroomでも十分な底上げはされていたが、
もう1まわり、それこそバランスヘッドホンが鎮座する据え置きの音へと
近づいたという印象だ。…もちろん、明らかな差はあるのだが。

それにしても、ラインケーブルというのは意外に存在しない。
まともに売っているのはオヤイデくらいで、
この次のレベルを探したらこんなものになってしまうが、
さすがにこのレベルは“宗教”じみていて、好みではない。

いずれにしても、オーディオについて目指す目標とは人それぞれ。
如何にお金をかけるか、が目標の人もいれば、
如何に数を集めてコレクションとするか、という人もいるだろう。

私は、あくまで聴きたい音が聴きたい。
目標とする音があって、それにいかに近づけるか。原音とはまた違う。
聴いていて楽しい音、それが見つかれば、なにも投資を続けることはないのだ。

そういった意味で、ポータブル機器については、
その到達点に達したといえる。

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