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非常に興味深いサイトを見つけた。
すでに一流のオーディオシステムを持っている人は、見ない方がいい。
逆に、これからハイエンドオーディオを構築しようとする人は、
是非目を通して、そこからどう投資するかを決めるのが良いだろう。
「オーディオの科学」(志賀@高槻 氏)
このサイトでは、オーディオの通例とされている様々な現象について
物理化学的、著名な論文から取り上げた一例を数多く扱っている。
ヘッドホンマニアの人にかかわる部分も、少なからずあるだろう。
もちろん、このサイトがすべてとは断言しないが、
おそらくオーディオについて、信憑性の高い科学的側面から
ここまで述べたサイトはないのではないだろうか。
私自身、非常に勉強になった。
サイト自体は非常にボリュームが多いため、
私見を交えて、私なりの考察を述べたい。
よって、リンク先の作者の意図と私の意見が相違する可能性があるので
その点はご了承いただきたい。
すでに一流のオーディオシステムを持っている人は、見ない方がいい。
逆に、これからハイエンドオーディオを構築しようとする人は、
是非目を通して、そこからどう投資するかを決めるのが良いだろう。
「オーディオの科学」(志賀@高槻 氏)
このサイトでは、オーディオの通例とされている様々な現象について
物理化学的、著名な論文から取り上げた一例を数多く扱っている。
ヘッドホンマニアの人にかかわる部分も、少なからずあるだろう。
もちろん、このサイトがすべてとは断言しないが、
おそらくオーディオについて、信憑性の高い科学的側面から
ここまで述べたサイトはないのではないだろうか。
私自身、非常に勉強になった。
サイト自体は非常にボリュームが多いため、
私見を交えて、私なりの考察を述べたい。
よって、リンク先の作者の意図と私の意見が相違する可能性があるので
その点はご了承いただきたい。
[[ ケーブルで、音は変わらない!! ]]
オーディオ界では、底は数百円、頂点だと数十・数百万という
ケーブルが存在するが、
実はこれは「音質向上」という点では差がないとのこと。
銅純度がエントリーモデルなら99.99%(通称4N)、
ハイエンドなら99.99999%(通称7N)という高純度が存在するが、
不純物の影響を受ける抵抗の差は0.3%以下。
ちなみに室温が下がると同一物質で抵抗は0.4%以上下がる。
つまり、数十万のケーブルを用意するより、同じ安物ケーブルでも
室温を10℃下げるだけで、オーディオマニアの思う音質向上(電気抵抗の軽減)が望めるのだ。
世の中のケーブルで音が変わるというマニアは単なる嘘なのか、というわけではなく、
それはケーブルそのものの構造、接触の違いによって現れたものであり、
可能性として当然あり得る。
結局、高い金を出したら音が良くなる、ではなく、
安かろう高かろう、機器や自分に合った音を出すケーブルを探すのが一番であり、
安いから駄目、高いから良いの次元ではない。
あとは、見た目の良さとか、カッコよさで選ぶのも良いのではないだろうか?
(Balanced home用に買ったaet SCR ACも、見た目がかっこいいというのが
購入動機の1つだったりする…)
[[ CDプレイヤーやCDTの良さを決めるのは、駆動部ではない!! ]]
超高級CDプレイヤーやCDトランスポートの中には、
回転ムラやディスクの振動対策に相当の細工を行い、数百万という価格がするものがある。
しかし、考えてみても、LPとちがい、CDそのものに音は存在しない。
CDにあるのはあくまで0と1のデジタル信号であり、
バッファでエラー訂正を行った後、DAC処理を行ったり、他のDACにトランスポートする。
そのエラー訂正の精度は、人間の耳で聞き取れるレベルではない。
もし、そのエラー訂正で音質が下がる、という話なら、
1ビットの誤差も許されないPCソフトウェアは不具合だらけということになる。
PCは1ビットのずれもなくデータを抽出する。だから、ソフトウェアは正確に動作する。
「CD-ROMとCD-DAのエラー訂正は方式が違う」という人もいると思うが、
そこから先の議論も確かに余地がある。
だが、結論は結局「人間の耳で聞き取れるレベルではない」なのだ。
[[ 結局、プラシーボ効果だ ]]
でも、世の中には、高価なケーブルに変えたり
高級な音響設備に投資することで「驚くほど音が変わった」という人は多い。
事実、私もそういう記事を書いてきたが、
結局は、「お金を出してより良いものを選んだ結果」という深層心理があるから
音の良し悪しはともかく、少なくとも「音が変わった」と感じ、喜ぶのだ。
実際に音が変わっている可能性はある。
だが、本当に「良い」音になったのか?「解像度が」「透明感が」「奥行きが」。
これらの単語は、主観的であいまいだ。
でも、それを否定した瞬間に、オーディオマニアとしての立場は終わる。
大事なのは、やはり自分がどう思うか、なのだ。
科学的に、音が変わらないと証明された、1万円のケーブルと10万円のケーブル。
あなたなら、どちらを買う?
私なら、そんな話があっても10万円のケーブルを選ぶだろう。
プラシーボ効果であっても、それが自分自身を満たせるのなら、
それで目的を果たしているからだ。
音は変わらない。
しかし、そこにこだわりがある。信念がある。
それを満たすのが、我々オーディオマニアの、
ある意味悲しい性なのだろう。
そういった意味で、オーディオマニアの世界とは
宗教とかオカルトの分野に近くもある。
信じる者は救われる、鰯の頭も信心から――
で、ヘッドホンも迷信だらけなのかというと、
ここはヘッドホンマニアとして
最後の砦を守る必要があるだろう。
そして、この点はヘッドホンは比較的気楽だ。
その理由は簡単。ヘッドホンは使い分けてこその音響機器、
言い換えれば、『楽器』だからだ。
この続きはまた別の機会に語るとして、
ヘッドホンはそもそも形状・素材が異なっている時点で
科学的にも論理的にも音が多様に変わるのは筋が通っている。
オーディオ界では、底は数百円、頂点だと数十・数百万という
ケーブルが存在するが、
実はこれは「音質向上」という点では差がないとのこと。
銅純度がエントリーモデルなら99.99%(通称4N)、
ハイエンドなら99.99999%(通称7N)という高純度が存在するが、
不純物の影響を受ける抵抗の差は0.3%以下。
ちなみに室温が下がると同一物質で抵抗は0.4%以上下がる。
つまり、数十万のケーブルを用意するより、同じ安物ケーブルでも
室温を10℃下げるだけで、オーディオマニアの思う音質向上(電気抵抗の軽減)が望めるのだ。
世の中のケーブルで音が変わるというマニアは単なる嘘なのか、というわけではなく、
それはケーブルそのものの構造、接触の違いによって現れたものであり、
可能性として当然あり得る。
結局、高い金を出したら音が良くなる、ではなく、
安かろう高かろう、機器や自分に合った音を出すケーブルを探すのが一番であり、
安いから駄目、高いから良いの次元ではない。
あとは、見た目の良さとか、カッコよさで選ぶのも良いのではないだろうか?
(Balanced home用に買ったaet SCR ACも、見た目がかっこいいというのが
購入動機の1つだったりする…)
[[ CDプレイヤーやCDTの良さを決めるのは、駆動部ではない!! ]]
超高級CDプレイヤーやCDトランスポートの中には、
回転ムラやディスクの振動対策に相当の細工を行い、数百万という価格がするものがある。
しかし、考えてみても、LPとちがい、CDそのものに音は存在しない。
CDにあるのはあくまで0と1のデジタル信号であり、
バッファでエラー訂正を行った後、DAC処理を行ったり、他のDACにトランスポートする。
そのエラー訂正の精度は、人間の耳で聞き取れるレベルではない。
もし、そのエラー訂正で音質が下がる、という話なら、
1ビットの誤差も許されないPCソフトウェアは不具合だらけということになる。
PCは1ビットのずれもなくデータを抽出する。だから、ソフトウェアは正確に動作する。
「CD-ROMとCD-DAのエラー訂正は方式が違う」という人もいると思うが、
そこから先の議論も確かに余地がある。
だが、結論は結局「人間の耳で聞き取れるレベルではない」なのだ。
[[ 結局、プラシーボ効果だ ]]
でも、世の中には、高価なケーブルに変えたり
高級な音響設備に投資することで「驚くほど音が変わった」という人は多い。
事実、私もそういう記事を書いてきたが、
結局は、「お金を出してより良いものを選んだ結果」という深層心理があるから
音の良し悪しはともかく、少なくとも「音が変わった」と感じ、喜ぶのだ。
実際に音が変わっている可能性はある。
だが、本当に「良い」音になったのか?「解像度が」「透明感が」「奥行きが」。
これらの単語は、主観的であいまいだ。
でも、それを否定した瞬間に、オーディオマニアとしての立場は終わる。
大事なのは、やはり自分がどう思うか、なのだ。
科学的に、音が変わらないと証明された、1万円のケーブルと10万円のケーブル。
あなたなら、どちらを買う?
私なら、そんな話があっても10万円のケーブルを選ぶだろう。
プラシーボ効果であっても、それが自分自身を満たせるのなら、
それで目的を果たしているからだ。
音は変わらない。
しかし、そこにこだわりがある。信念がある。
それを満たすのが、我々オーディオマニアの、
ある意味悲しい性なのだろう。
そういった意味で、オーディオマニアの世界とは
宗教とかオカルトの分野に近くもある。
信じる者は救われる、鰯の頭も信心から――
で、ヘッドホンも迷信だらけなのかというと、
ここはヘッドホンマニアとして
最後の砦を守る必要があるだろう。
そして、この点はヘッドホンは比較的気楽だ。
その理由は簡単。ヘッドホンは使い分けてこその音響機器、
言い換えれば、『楽器』だからだ。
この続きはまた別の機会に語るとして、
ヘッドホンはそもそも形状・素材が異なっている時点で
科学的にも論理的にも音が多様に変わるのは筋が通っている。
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無題
ヘッドフォンを主体にする人はオーディオの知識が無く収入も少ないので自分の現状を否定しない理論を盲目的に信奉する傾向があります。
むしろこのサイトを悪用して掲示板で暴れるようなのはヘッドフォン系のようなライトユーザーに多いことに注意したいですね。
むしろこのサイトを悪用して掲示板で暴れるようなのはヘッドフォン系のようなライトユーザーに多いことに注意したいですね。
Re:無題
コメント、ありがとうございます。
盲目的に信仰するのも、それはそれでありだと思います。
それが、その人の趣味を満たし、日々の活力になっているのなら。
熱意の裏返しだと思えば、心地は悪くても、どこか憎めません。
趣味のとらえ方は人それぞれでしょう。ですが、
私は、趣味というからには、ぜひこだわりを持ってほしい。
何ひとつ考えずのうのうと趣味のレッテルに溺れたり
思慮の一つもしないで他人のケチしかつけれない人は
なんだか可哀そうで同情すら感じます。
某掲示板は私もたまに覗いてますが、
同じ趣味同士、もっと仲良くすればいいのになあってことは多々あります。
盲目的に信仰するのも、それはそれでありだと思います。
それが、その人の趣味を満たし、日々の活力になっているのなら。
熱意の裏返しだと思えば、心地は悪くても、どこか憎めません。
趣味のとらえ方は人それぞれでしょう。ですが、
私は、趣味というからには、ぜひこだわりを持ってほしい。
何ひとつ考えずのうのうと趣味のレッテルに溺れたり
思慮の一つもしないで他人のケチしかつけれない人は
なんだか可哀そうで同情すら感じます。
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1983/06/19(41歳)
近況メモ:
2016/11/25 - あっという間に時が流れ、このblogも開設から10年目。2016年はその締めくくりをしたく思っています。2000年代後半にハイエンドの虜になった、一人のマニアの軌跡です。
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