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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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本日の記事について、なんら学術的根拠があるわけではなく、
個人的な経験談として、自分ではこう思うという内容である。

聴覚というのは非常に敏感かつ繊細で、
健康状態に大きく左右されるのではないか、と思う。
たとえば、睡眠一つとっても、人が睡眠状態になるまで
最後に残る五感は聴覚であり、
また覚醒直後でも敏感に反応する(一番最初に意識下にくる)のは
聴覚ではないだろうか(例:目覚まし時計)


たとえば、体の具合が悪い時、
視覚はぼやけたりゆがんだりし、味覚は失われるなどの影響があるが、
同じように聴覚にも影響がある。

私の経験談だが、以下の音の聞こえに対し、
体の諸症状は以下のとおりである。


音(ピッチ)がいつもより低い:
  起床直後、睡眠不足

音(ピッチ)がいつもより高い: 
  興奮状態、緊張状態

音が小さい、低域が弱い、音が刺さるように感じる:
  熱がある、体調不良、緊張状態、睡眠直前

音が大きい、低域が強い、音がぼやける:
  睡眠不足、アルコールが入った状態


個人的には、音が低く感じる、もしくはいつもより低域が強いと感じる状態は
それほど問題はないと考えている。
問題は、高域が強く感じる、音が遠い、耳に刺さる感じが
アンプもヘッドホンも変えていないのに感じる場合だ。
この場合、体の変調が明らかなので、速やかに使用を中止している。

体の大幅な変調による音の変化はもちろん、
大幅でなくても、耳の聞こえ方はちょっとしたことで変化しているように感じる。
音に対して敏感ではない人ならともかく、
たとえば、私の場合は楽器を演奏したり、指揮をしていたという経験から、
聴こえ方の変化というのはよく感じていた。
それは、ハイエンドオーディオを嗜む人たちにも同じことが言えると思う。


しかし、こう考えるとなかなか神秘的な話でもある。
耳はあくまで感覚のインターフェースであり、それを処理するのは脳である。
しかし、熱があるなどの体調不良、睡眠不足などの症状は
ある意味では脳の動きが不完全な状態で生まれる。
にもかかわらず、「いつもと音が違う」という、心理学でいうところの
メタ認知的な動きを実感できるのは、なんとも不思議な話だ。

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