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先日、「近況報告」の欄にもちらっと書いたが、
ちょっと魔がさして、エレキベースに手を出してしまった。
もちろん、このblogはヘッドホンを取り扱うところなので
ネタが切れたからギターもついでに記事にしよう、
という魂胆ではないので、ご安心いただきたい。
(そもそも語るほどの技術が全くない超初心者である)
電子楽器とヘッドホンの関係は意外と密接であるといえる。
ハイエンドヘッドホンを中心に集めている私でも、
廉価価格ながら現役で使用し続けているMDR-CD900ST。
やはり、このヘッドホンは「音楽を奏でる」上でとても相性が良いのだ。
このヘッドホンが多くのメディアに露出しているのには
色々な事情があるのだが、数十年近くにわたって使い続けられているのには
やはりそれ相応の理由があるといえるだろう。
ハイエンド機種は、意外に装着感には無頓着な機種が多い気がする。
音質を追及すると、どうしてもドライバーが大きくなってしまい、
ハウジングの剛性も比較的高いものとなる。
必然的にヘッドホン重量が増して、
結果的に側圧や頭頂圧の圧迫感、肩や首にかかる重量感が
気になるものである。
もちろん、上位機種はそんなことを感じさせない
魅力あふれる“音”を持っているわけだが…
楽器を練習しているときに、CD900STのすごさを改めて感じる。
音に味付けがなく、解像度もある程度高い。
ヘッドホンの作りだす味ではなく、“素材”としての音を聴かせてくれるから
変な音を出せばダイレクトに耳に届くという厳しさ、
逆を言えば上達すればその上達を正直に伝えてくれるという
実にストイックながら音楽への素直な情熱を感じるヘッドホンだ。
音以上に素晴らしいのが装着感。
楽器を演奏していると、譜面を見たり、フレットを見たりなど、
頭部が比較的動くことが多いのだが、ちょっとの動作でずれることなく、
また重みもないので動いた時の反動も感じない。
圧力も強くないので長時間の使用にも耐えうる。
某掲示板の楽器スレッドを見ると、
都市部でアンプを使った練習ができないギタリストが
どのようなヘッドホンがいいか、
という書き込みで彷徨っているのを結構見かけた。
そういうユーザにはCD900STを選んで追えば間違いはないだろう。
スタジオユースでシェアがあるから、というわけではなく、
ヘッドホンマニアの見地からいっても、CD900STのコストパフォーマンス、
そして性能は、私自身はお墨付きを与えたいくらい素晴らしいものだと思う。
…もう少し楽器が上手になったら、
ハイエンドヘッドホンが練習用ヘッドホンにどれだけ使えるかという
比較企画も面白そうだ。
やる前から、結果が見えているヘッドホンもいくつかあるのも事実だが
(装着感、という観点からいって)
もともと、私はトロンボーン奏者で、
演奏者からヘッドホンマニアに入って行ったクチではあるが、
演奏者の立場から音楽を聴くと、音楽はもっと楽しくなる。
ヘッドホンマニアの皆様も、何か一つ楽器を手に取ってみてはいかがだろうか。
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