忍者ブログ
ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

[[ アップサンプリングの体感的な効果について ]]

前回のアップサンプリングについて振り返ってみる。
(下記は、主に828mkII + SR-007tA + SR-404を使用しての感想。)


①普通のCD
07122301.jpg

②CarryOnMusicによるアップサンプリング
07122302.jpg

③WaveUpConverterによるアップサンプリング
07122303.jpg

まず、①は②③に比べて雲泥の差であることだけは言っておこう。
これは“プラシーボ効果”などではなく、明らかに違う。
恐らくこの3ファイルをランダム再生したとしても
①だけは直ぐにわかるほどのレベル。

①の場合、②や③に比べて、奥行き感がない。
チェロやボーカルは②③に大差ないものの、
バイオリン等の高音域がベールに包まれたような音になる。
(私が、②の音に慣れているせいもあるが)

やはり②③は圧倒的に差がある。
どの音域でも楽器が生々しく、本物らしい音が鳴る。

②と③の差は、正直なところ、
音のよさというよりは音の好み、といったところだろう。
聴き比べをしてようやくわかる程度の差ではあるものの、
③は、特に空間表現がより生々しいといえる。
さらに砕いて言えば、残響音が②よりも明瞭…むしろ強調して聴こえる。

③の音源が、クラシックであった場合、
ホールでのライブ録音なのか、スタジオ録音なのかがはっきりと聞き分けられるレベル。
過剰に響くホールの録音(特に70年代くらいの古いクラシック音源は顕著)だと
“聴き心地”としては逆効果のようにも思う。

同じく、空間表現でいうところの、楽器の距離がわかるのも③の特徴。
特に、パーカッション系の音は圧倒的な表現力を備えている。

打ち込み系の音楽ならば、②と③で大きな差はないだろう。
ドラムだけでも本物を使っている音源なら、多少なり差がでる。


最後に、容量について補足するが、
WMA lossless(ver 9.2)形式で保存した場合、
①が約1MB/s、②が約1.5MB/s、③は約3MB/sとなる(mp3は、最高音質でも320KB/s)。
1曲5分とすると①:30MB、②:45MB、③:90MBである。
ましてや、③の方法だとアップサンプリング前後のWAVファイルが必要なため、
CD1枚分のファイル作成に数GB必要となる事を付け加えておく。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
簡易版機種別ショートカット
※各機種の関連記事にリンクします。
[STAX]
4070
[DENON]
AH-D7000(balanced)
[audio-technica]
ATH-W5000(balanced)
[audio-technica]
ATH-ESW10JPN
[ULTRASONE]
edition9(balanced)
[GRADO]
GS1000(balanced)
[GRADO]
PS1000(balanced)
[SENNHEISER]
HD800(balanced)
[Victor]
HP-DX1000
[AKG]
K701(balanced)
[SONY]
MDR-SA5000
[STAX]
SR-007A
 
[audio-technica]
ATH-ESW9
[STAX]
SR-001MK2
[SONY MUSIC]
MDR-CD900ST
[STAX]
SR-404
[PHILIPS]
SBC-HP1000
 
[HeadRoom]
Balanced Home Amp
[STAX]
SRM-007tA
[HeadRoom]
Portable Micro Amp
 
[Mark Of The Unicorn]
828mkII FireWire
[PS Audio]
Power Plant Premier
 
[岩井喬(書籍)]
新・萌えるヘッドホン読本(リンク集)
ブログ内検索
プロフィール
管理人:
誕生日(年齢):
1983/06/19(41歳)
近況メモ:
2016/11/25 - あっという間に時が流れ、このblogも開設から10年目。2016年はその締めくくりをしたく思っています。2000年代後半にハイエンドの虜になった、一人のマニアの軌跡です。

↓blog管理人直通メール↓
headphone.at.digi@gmail.com

※本blogはリンクフリーですが
 事後でも連絡があると嬉しいです。
 記事・画像の無断転用は遠慮下さい。
 意見質問等はコメントorメールを。

カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]