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audio-technicaから急きょ発表された新製品2機種
ATH-ESW10JPN
ATH-AD1000PRM
(ESW10については、海外から先行情報は入ってきていたが…)
しかし、この2機種については明暗を分けている。
どちらも限定販売で同価格機種なのだが、
ESW10は予約販売の売れ行きが非常に好調で
某ショップでは予約開始2日で予約終了となってしまった。
かたや、audio-technica開放型ヘッドホンとしては
実に4年ぶりの発表となるATH-AD1000PRMに関しては予約販売の伸びが芳しくなく、
某ショップその2ではまだ1つも予約が入っていない状況だ。
(9月28日17時現在)
ESW10については、ポータブルにしては高価すぎる、
ESW9発売からまだ1年もたっていないなど、
マニアからは様子見、敬遠する立場も多い中、
この差は一体何なのだろうか。
また、マニアが欲しているヘッドホンとは?
今回は、私の雑談がてら、そんな夢を語る記事にしたいと思う。
ATH-ESW10JPN
ATH-AD1000PRM
(ESW10については、海外から先行情報は入ってきていたが…)
しかし、この2機種については明暗を分けている。
どちらも限定販売で同価格機種なのだが、
ESW10は予約販売の売れ行きが非常に好調で
某ショップでは予約開始2日で予約終了となってしまった。
かたや、audio-technica開放型ヘッドホンとしては
実に4年ぶりの発表となるATH-AD1000PRMに関しては予約販売の伸びが芳しくなく、
某ショップその2ではまだ1つも予約が入っていない状況だ。
(9月28日17時現在)
ESW10については、ポータブルにしては高価すぎる、
ESW9発売からまだ1年もたっていないなど、
マニアからは様子見、敬遠する立場も多い中、
この差は一体何なのだろうか。
また、マニアが欲しているヘッドホンとは?
今回は、私の雑談がてら、そんな夢を語る記事にしたいと思う。
[[ 低価格帯では、よりデザインを洗練すべき ]]
音質には興味のないライトユーザ層は
ヘッドホンをファッション感覚で使うユーザが非常に多い。
そんななか、ATH-SQ5は非常に好調な売れ行きを見せている。
また、RP-HTXシリーズのような、ややレトロ雰囲気漂うこの機種も
女性を中心に好まれている。
高価格で音質を保証するのは言うまでもない。
問題は、「ヘッドホンにお金をかけるつもりはない」ユーザが
大多数を占める市場で、どこまで見た目で勝負できるか、
低価格帯ではそれがすべてではないかと思う。
ipodは女性ユーザが多いわりに、
女性は勿論、男性も髪型や見た目に影響が出やすいがために
基本は付属イヤホン(付属イヤホン自体に価値があるとも言えるが)
インナータイプや耳かけタイプを使用する人が多い。
SQ5やHTXが人気なのは、髪型や頭部に装着するという
ネガティブなイメージを超えた、ファッション性があるから
使用するユーザがいるのだ。
しかし、いざ市場を見てみると、
いわゆる「おしゃれ」なヘッドホンづくりは
一部の限られたメーカぐらいしかラインナップは存在しない。
極端な話、ハイエンド機種は音さえよければ見た目はどうでもよい。
逆を言えば、エントリーモデルは見た目さえ改善できれば
広く開拓できる市場なのではないだろうか。
[[ 中価格帯は、個性の充実を ]]
いわゆるヘッドホンマニア、ヘッドホンコレクターとしては
実売5万円以下のヘッドホンを収集している人が多いだろう。
そしてこの価格帯は開発者としては非常に難しい分野のはずだ。
ハイエンド、限定版と割り切ってしまえば
価格に制限なく音質をとことん追求できるが、
普及モデルとなると
「売れる見込みがあって、品質も良い、ただし開発予算に制約がある」
という、いわゆるコストと品質のバランスを見極める必要があるからだ。
そうなると、目指すべきはedition9やSR-007Aのような
完璧主義ではなく、個性で勝負するべきなのだろう。
たとえば、近頃発売となるMDR-XBシリーズは、
流行りの打ち込み系音楽や低音が支配するような音楽に特化した
音づくりをしているという。
2万、3万円もするヘッドホンは、
ヘッドホンマニアとしては中堅価格帯であり、
なんでも鳴らせるというより使い分けができる製品を期待している。
(もちろん、その価格帯で万能機種であれば言うことはないのだが)
なので、MDR-XBシリーズのように、最初から低音だけに割り切った音づくりや
AKGのような低音よりも繊細さに重みを置いた音づくりなど、
コンセプトを前面に打ち立てたヘッドホンを求められているのではないだろうか。
高価格帯、すなわちハイエンドについて述べようと思ったが、
十分な長さになってしまったうえに、語りたいことが多々あるため
それは次回にまわそうと思う。
音質には興味のないライトユーザ層は
ヘッドホンをファッション感覚で使うユーザが非常に多い。
そんななか、ATH-SQ5は非常に好調な売れ行きを見せている。
また、RP-HTXシリーズのような、ややレトロ雰囲気漂うこの機種も
女性を中心に好まれている。
高価格で音質を保証するのは言うまでもない。
問題は、「ヘッドホンにお金をかけるつもりはない」ユーザが
大多数を占める市場で、どこまで見た目で勝負できるか、
低価格帯ではそれがすべてではないかと思う。
ipodは女性ユーザが多いわりに、
女性は勿論、男性も髪型や見た目に影響が出やすいがために
基本は付属イヤホン(付属イヤホン自体に価値があるとも言えるが)
インナータイプや耳かけタイプを使用する人が多い。
SQ5やHTXが人気なのは、髪型や頭部に装着するという
ネガティブなイメージを超えた、ファッション性があるから
使用するユーザがいるのだ。
しかし、いざ市場を見てみると、
いわゆる「おしゃれ」なヘッドホンづくりは
一部の限られたメーカぐらいしかラインナップは存在しない。
極端な話、ハイエンド機種は音さえよければ見た目はどうでもよい。
逆を言えば、エントリーモデルは見た目さえ改善できれば
広く開拓できる市場なのではないだろうか。
[[ 中価格帯は、個性の充実を ]]
いわゆるヘッドホンマニア、ヘッドホンコレクターとしては
実売5万円以下のヘッドホンを収集している人が多いだろう。
そしてこの価格帯は開発者としては非常に難しい分野のはずだ。
ハイエンド、限定版と割り切ってしまえば
価格に制限なく音質をとことん追求できるが、
普及モデルとなると
「売れる見込みがあって、品質も良い、ただし開発予算に制約がある」
という、いわゆるコストと品質のバランスを見極める必要があるからだ。
そうなると、目指すべきはedition9やSR-007Aのような
完璧主義ではなく、個性で勝負するべきなのだろう。
たとえば、近頃発売となるMDR-XBシリーズは、
流行りの打ち込み系音楽や低音が支配するような音楽に特化した
音づくりをしているという。
2万、3万円もするヘッドホンは、
ヘッドホンマニアとしては中堅価格帯であり、
なんでも鳴らせるというより使い分けができる製品を期待している。
(もちろん、その価格帯で万能機種であれば言うことはないのだが)
なので、MDR-XBシリーズのように、最初から低音だけに割り切った音づくりや
AKGのような低音よりも繊細さに重みを置いた音づくりなど、
コンセプトを前面に打ち立てたヘッドホンを求められているのではないだろうか。
高価格帯、すなわちハイエンドについて述べようと思ったが、
十分な長さになってしまったうえに、語りたいことが多々あるため
それは次回にまわそうと思う。
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なるほど…
記事を拝見していて、うなずくこと然りです。
SQ5に代表されるオシャレホンは、
まさに「そんなにお金をかけたくないけど、
ちょっといいものがほしい。」という、
おそらく最も数の多い市場をターゲットにしていますよね。
私は5千~2万程度のロー~ミドルーエンドクラスが中心なので、
それぞれに個性が強く、使い分けを楽しんでいます。
まさにご指摘の通りだと思いました。
ハイエンドの記事、楽しみにしています!
SQ5に代表されるオシャレホンは、
まさに「そんなにお金をかけたくないけど、
ちょっといいものがほしい。」という、
おそらく最も数の多い市場をターゲットにしていますよね。
私は5千~2万程度のロー~ミドルーエンドクラスが中心なので、
それぞれに個性が強く、使い分けを楽しんでいます。
まさにご指摘の通りだと思いました。
ハイエンドの記事、楽しみにしています!
Re:なるほど…
レッツさん
コメント、ありがとうございます!
ヘッドホンに興味のない人と会話をすると、
ヘッドホンで音が変わるはずがないと思っている人が
意外と多いです(どれを買っても同じと思われている)。
そして、ヘッドホンにかけるお金は精々1万円未満。
マニアにしてみれば悲しい話ですが、
それが大多数の現実だと思うんです。
ヘッドホンはあくまで音響機材であってほしいのですが
ipod然り、ヘッドホンやDAP所有者の一部分は
ファッション、アクセサリー感覚の人も少なくないかと。
一部のヘッドホン売り場では
ちゃんと鏡を置いているくらいですからね。
基本的にヘッドホンメーカーは堅気の家電製造業者ですが、
例えばアパレル系のデザイナーとコラボして
デザインにとことんこだわったヘッドホンを作ってみては
どうだろうかと思います。
そこが今まさにニッチなニーズですし、
SQ5やHTXが売れる理由もそこにある気がします。
コメント、ありがとうございます!
ヘッドホンに興味のない人と会話をすると、
ヘッドホンで音が変わるはずがないと思っている人が
意外と多いです(どれを買っても同じと思われている)。
そして、ヘッドホンにかけるお金は精々1万円未満。
マニアにしてみれば悲しい話ですが、
それが大多数の現実だと思うんです。
ヘッドホンはあくまで音響機材であってほしいのですが
ipod然り、ヘッドホンやDAP所有者の一部分は
ファッション、アクセサリー感覚の人も少なくないかと。
一部のヘッドホン売り場では
ちゃんと鏡を置いているくらいですからね。
基本的にヘッドホンメーカーは堅気の家電製造業者ですが、
例えばアパレル系のデザイナーとコラボして
デザインにとことんこだわったヘッドホンを作ってみては
どうだろうかと思います。
そこが今まさにニッチなニーズですし、
SQ5やHTXが売れる理由もそこにある気がします。
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1983/06/19(41歳)
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2016/11/25 - あっという間に時が流れ、このblogも開設から10年目。2016年はその締めくくりをしたく思っています。2000年代後半にハイエンドの虜になった、一人のマニアの軌跡です。
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