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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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0914a.jpg

何かの偶然か、噂のハイエンド機種の発売日が集中するようだ。
今回は、「新・萌えるヘッドホン読本メモ」同様、自分メモ的な形で
AH-D7000(DENON)、K702(AKG)、PRO900(ULTRASONE)の情報をまとめてみた。

各機種とも、数万円以上するハイエンド機種だけに
どれを買おうか悩んでいる方もいるかもしれないが、
メモ代わりに記事を参照してくれれば幸いである。

発売直後は様々な情報が飛び交うと思うが、
最後に信じることができるのは自分の耳のみ。
購入予定者の方が自分好みのヘッドホンに出会えることを祈りたい。

d7000_pre.jpg

AH-D7000(DENON)
  ・メーカー公式ページ
  ・Amazon.co.jp
  ・価格.com 価格比較

<発売予定日>
  2008年9月中旬
 (Amazon.co.jpによると、発売は9/15、発送開始は9/30)

<予想実売価格>
  9万円~

<基本情報>
   形式: ダイナミック型
   ドライバー:φ50mm、ネオジウムマグネット
   インピーダンス:25Ω
   感度:108dB/mW
   最大入力:1,800mW
   再生周波数:5~45,000Hz
   質量:370g(コードを含まず)
   コード長: 3.0m 7N・OFC線
   プラグ:φ6.3mm 金メッキステレオ標準プラグ
   付属品:拭き布 1枚

<コメント>
個人的に最も期待している機種。
D5000で残った「物足りない感」を補完できるかどうか。
また、競合する機種となるW5000、DX1000との差別化は図れるかどうか。
できれば、繊細高音のW5000、伸びやかな低音のDX1000、
そして、D5000でもっていた安定感のある中音のD7000として
ウッドハウジングそれぞれが住み分けして君臨してくれれば最高なのだが…。

インピーダンスが非常に低いのが気になるが、間違いではないようだ。
皆さんもご存じのとおり、インピーダンスが低いとノイズを拾いやすいので
ドライブするアンプが重要になりそうな機種と言える。


k702.jpg

K702 (AKG)
  ・メーカー公式ページ
  ・サウンドハウス(2008/9/14現在、国内取り扱いはサウンドハウスの直輸入のみ)

<発売予定日>
  2008/9/16(サウンドハウス初回入荷)

<販売価格>
  39800円

<基本情報>
  形式:後方開放型 ダイナミックヘッドホン
  再生周波数:10 - 39.8kHz
  インピーダンス:62Ω 
  最大入力:200mW
  感度:105dB
  ケーブル:3m(3N OFCケーブル) ※着脱可能、片出し型
  コネクタ:金メッキ 6.3φ標準プラグ
  重量:235g

<コメント>
現時点では正規代理店は取り扱っておらず、
サウンドハウスの独占販売状態。正規販売店を通すと
K701同様、6~7万円になってしまうので
事実上、サウンドハウスの専売になることは確実だろう。
K701との違いはカラーリング(黒に見えるが、現物は藍色らしい)と
着脱可能なケーブルのみ。
プレスリリースでのスペックでは、感度のみ唯一変更され、
K701の93dBから105dBとなっている以外はK701と同様だ。

ケーブルが変わるだけでも音が大きく変わるこの世界。
K701と多少の違いは現れると思われる。
また、着脱式となればゼンハイザーやULTRASONEのように
サードパーティからの高級ケーブルがでるかどうかも気になるところ。


PRO_900.jpg
PRO900(ULTRASONE)
  ・公式ページ(日本正規代理店:Timeload)
  ・サウンドハウス  
  ・フジヤエービック通販(※要認証)

<発売日>
  2008/9/17

<予想販売価格>
  5万円~

<基本情報>
  形式:密閉ダイナミック型
  ドライバー:40mmチタン 
  再生周波数帯:6 - 42kHz
  インピーダンス:40Ω
  感度:96dB
  重量:295g
  ケーブル:3m(ストレート・カール2本同梱)
  コネクタ:ノイトリック製 金メッキ 6.3φ標準プラグ
  付属品:3.5φ変換プラグ、キャリングケース、交換イヤパッド、試聴CD

<コメント>
edition9の量産モデルか?として、ネット上ではかなり話題になっている機種。
9/14現在、Amazonでは取り扱っておらず、
ネット通販ならサウンドハウスとフジヤエービック(会員制)の2店のみか。
HFI系で搭載されていたS-Logic PlusもPROシリーズ初実装。
edition7、edition9で培ってきたハイエンドのノウハウがいかんなく発揮されているとすれば、
かなりの高品質が期待できる。

ULTRASONEらしく、付属品が相変わらず豊富だ。


個人的には、購入予定は音次第でAH-D7000を考えている。
W5000やDX1000に似た音…にはならないだろうが、
やはりフラグシップとしてどれだけ個性が出せるかが勝負か。
万能型の音になりそうな予感がするが、
その系統の音はSR-007AやK701バランスが君臨しているので
D5000よりも何かとがったものが欲しいところ。
とりあえずどんな音が出せるかが楽しみにしておく。

K702はサードパーティ(moon audioとか)から
バランスケーブルが出ればK701とリプレイス予定。
しかし、昨今のバランス型の動向を見ていると、厳しいものがありそうなので
購入することはなさそう。

PRO900は購入予定なし。
ULTRASONEは、多少なりの違いがあれど、全体的な音の傾向が同じに思われるし、
edition9バランスでULTRASONEの音の目標は見えている。
密閉型では意外に競合が少ないスキマ価格帯なので、
欲しがっている人は多いような気はする。
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