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前回の記事で突然発表した、W5000のバランスケーブル改造。
改造を実施していただいたのはOJI Special。
OJI Specialのサイトでは、
今回の改造詳細と私のレビュー文書も掲載されている(2008/8/31付記事)。
その情報だけでも十分語りつくしているとは思うのだが、
簡単に補足情報をお伝えしたいと思う。
(ただし、基本的に情報は非公開という約束なので、
OJI Specialサイトに掲載されている以外の技術情報は
伏せてあるのでご了承いただきたい)。
今回のバランス改造にあたって、すべてにおいて
オリジナルの材質を超えるよう、特注でお願いしたのが
コネクタ部とシールド部。
コネクタは、OJI Special改造時は別のオリジナルコネクタになるそうだが、
XLRコネクタとしては他のバランスヘッドホンでも実績のある
NEUTRIK製を使用。その中でも音が繊細といわれる
ロジウムメッキバージョンを採用してもらった。
edition9、K701、GS1000はすべてNEUTRIK製だが、
ロジウムメッキを使ったのはW5000だけである。
画像で見える白いシールド部は、オーディオ用高級シルクのチューブ。
肌触りが非常に良い。また、タッチノイズを大幅に軽減している。
ケーブル自体もかなりの高級素材を採用している。
音質の改善が単純なXLRの交換ではなく、
ケーブル改善の恩恵がある意味大きいのかもしれない。
ケーブル収束部に「OJI Special」のロゴマーク入り。
OJI Specialでは、ユーザに綿密な打ち合わせを行い、
改造プランについて、細部にわたって要件を抽出する。
最終的に決まった改造方法と現品のチェックを行った後、
正式な金額の見積もりが行われ、改造実施となる。
そのため、ケーブルやコネクタの採用方法等は
これまでのバランスヘッドホンの良いところ取りをした
改造プランを組み立ててもらった。
もしW5000の改造を同様に行ったとしても
改造方法はいくつか存在し、私のような状態に必ずしも到達するわけではない。
私の改造スケジュールは、以下の通りだった。
すべてのやり取りはメールベース。
8/19 第1回問い合わせ(webサイトのフォームから)
8/20 取引概要の説明
8/23 W5000(依頼品)送付
8/26 依頼品の動作確認、改造プランの提示
8/28 改造プラン、見積もり金額の確定
9/3 改造完了、送付
ただし、必ずしも上記スケジュールどおりに改造されるわけではなく、
当初は1~2週間の誤差が予想されていて、
上記は、かなり早く仕上がったパターンと思ってよいだろう。
いずれにしても、要件をマンツーマンで詰めて
自分の思った通りのものを仕上げるという、非常に興味深いやり取りができた。
前回も述べたとおり、W5000がもともと持っていた繊細さは勿論、
黒檀の響きによって全体の響きをきれいに収束する、芯が強く腰のある音が
特にオーケストラサウンドでは顕著に美しく現れた。
オーケストラの響きは最高だが、他のジャンルについても
W1000のような万能さ(それでいて性能は格段に高い)を手に入れている。
興味のある方は、OJI Specialへ問い合わせてみてはいかがだろうか。
オーダーメイドの悦びというものを感じられる素晴らしい仕事ぶりだった。
もちろん、決して安い投資ではないのだが、
しかし、コストパフォーマンスでいえば、十分すぎるくらいの成果があるのも事実だ。
オリジナルの材質を超えるよう、特注でお願いしたのが
コネクタ部とシールド部。
コネクタは、OJI Special改造時は別のオリジナルコネクタになるそうだが、
XLRコネクタとしては他のバランスヘッドホンでも実績のある
NEUTRIK製を使用。その中でも音が繊細といわれる
ロジウムメッキバージョンを採用してもらった。
edition9、K701、GS1000はすべてNEUTRIK製だが、
ロジウムメッキを使ったのはW5000だけである。
画像で見える白いシールド部は、オーディオ用高級シルクのチューブ。
肌触りが非常に良い。また、タッチノイズを大幅に軽減している。
ケーブル自体もかなりの高級素材を採用している。
音質の改善が単純なXLRの交換ではなく、
ケーブル改善の恩恵がある意味大きいのかもしれない。
ケーブル収束部に「OJI Special」のロゴマーク入り。
OJI Specialでは、ユーザに綿密な打ち合わせを行い、
改造プランについて、細部にわたって要件を抽出する。
最終的に決まった改造方法と現品のチェックを行った後、
正式な金額の見積もりが行われ、改造実施となる。
そのため、ケーブルやコネクタの採用方法等は
これまでのバランスヘッドホンの良いところ取りをした
改造プランを組み立ててもらった。
もしW5000の改造を同様に行ったとしても
改造方法はいくつか存在し、私のような状態に必ずしも到達するわけではない。
私の改造スケジュールは、以下の通りだった。
すべてのやり取りはメールベース。
8/19 第1回問い合わせ(webサイトのフォームから)
8/20 取引概要の説明
8/23 W5000(依頼品)送付
8/26 依頼品の動作確認、改造プランの提示
8/28 改造プラン、見積もり金額の確定
9/3 改造完了、送付
ただし、必ずしも上記スケジュールどおりに改造されるわけではなく、
当初は1~2週間の誤差が予想されていて、
上記は、かなり早く仕上がったパターンと思ってよいだろう。
いずれにしても、要件をマンツーマンで詰めて
自分の思った通りのものを仕上げるという、非常に興味深いやり取りができた。
前回も述べたとおり、W5000がもともと持っていた繊細さは勿論、
黒檀の響きによって全体の響きをきれいに収束する、芯が強く腰のある音が
特にオーケストラサウンドでは顕著に美しく現れた。
オーケストラの響きは最高だが、他のジャンルについても
W1000のような万能さ(それでいて性能は格段に高い)を手に入れている。
興味のある方は、OJI Specialへ問い合わせてみてはいかがだろうか。
オーダーメイドの悦びというものを感じられる素晴らしい仕事ぶりだった。
もちろん、決して安い投資ではないのだが、
しかし、コストパフォーマンスでいえば、十分すぎるくらいの成果があるのも事実だ。
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