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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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[[ 型番1000台の名に恥じぬ、厚い音 ]]

ATH-D1000。オーディオテクニカのヘッドホンである。
この機種をご存知の方は、それなりにヘッドホンに詳しい方だろう。
というのも、この機種は非常に特殊なヘッドホンで、
オプティカル接続(光ケーブル)と直結するヘッドホンだ。
通常のphone型プラグではなく、オプティカル専用のケーブルを使用する。


「純粋なデジタル信号を聴く事ができるのか」と思われるが、
実際は超小型のDACをハウジング内に搭載していることになる。
画像を見てわかるとおり、ヘッドホン本体にボリューム調節ボタンが存在する。

ヘッドホンアンプや再生機材そのものも非常に限定されるため、
使いどころは非常に難しい。
しかし、この機種で実際に音楽を鳴らしてみると、
ヘッドホンの成り立ちはともかくとして、低音がどっしりと据わった
非常に迫力と重みのあるサウンドが鳴る。

オーディオテクニカでいう、型番1000番以降とは、真打の証拠である。
このヘッドホンをATH-D900ではなくD1000にしたあたり、
決して奇をてらったヘッドホンなどではなく、
しっかりとした音質調整に基づいた自信作であることを伺わせる。
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