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さて、前回の記事でご紹介したとおり、
バランス型の音というのはこれまでの前提を覆すほど
強烈なサウンドを持っている。
単純に言えば、ヘッドホンの出力が2倍になるために
音の圧力、情報量が圧倒的に増えるのだ。
今回は、STAXシステムのバランス接続化について。
バランス型の音というのはこれまでの前提を覆すほど
強烈なサウンドを持っている。
単純に言えば、ヘッドホンの出力が2倍になるために
音の圧力、情報量が圧倒的に増えるのだ。
今回は、STAXシステムのバランス接続化について。
STAXのイヤースピーカー自体は、独自仕様のコネクターであり
こちらの改造やリケーブルは不可能。
しかし、ドライバーユニットである
SRM-006tA、SRM-727A、SRM-007tAの現行三機種については
XLRのバランス入力が可能となっている。
何度も申し上げている通り、
私が使用しているオーディオインターフェース828mkIIは
バランス出力が出来るものの、XLRキャノン型ではなく
TRSフォーン型のため、通常のXLRケーブルは使えない。
上記画像は、ZAOLLA(ザオラ)という、アメリカはカルフォリニアの
オーディオメーカーによる純銀製ケーブル。XLR⇔TRSフォーン型のバランスケーブルだ。
プロユースの機材で、2本で10000円也。
これまでは、上記画像の通り、
RCAケーブル(こちらはSRM-007tA付属のRCAケーブル)に
フォーン変換を装填していた。
RCAはアンバランス接続のケーブルのため、
仮にTRSフォーンをプラグに使用してもバランス出力にはならない。
さて、ここでフォーン型のおさらい。
上記画像の場合、上がTSフォーン型でこちらはアンバランス。
下がTRSフォーン型でバランス出力となる。
見分け方は接続部に絶縁リングと呼ばれる黒い線が2本あるかどうか。
延長ケーブル等で、上を「モノラル」下が「ステレオ」になることを
知っている人も多いのではないだろうか。
TSフォーンなら信号は1系統のみ。
TRSならアンバランスなら左右チャンネル、
バランスなら正相(HOT)と逆相(COLD)が信号として送出される。
この2本のケーブルを、828mkIIのアウトプット部(フォーン)と
STAXのインプット部(XLR)に接続する。STAX側はXLRメスとなる。
SRM-007tAでは「INPUT3」にアサインされるので、
電源を入れたらINPUTを変更することを忘れずに。
(SRM-007tAは、電源を入れたときは必ず「INPUT1」になる)
さて、肝心の音は、というと…これもまた、劇的に変化した。
SR-007tAで試した感想だが、まず単純に音が大きくなった。
普段は目盛りでいうと3.5~4の位置で聴くのだが
これだと「ちょっと大きいな」と思うくらいで、3に下げた。
音自体は、圧力を感じる音がでてきた。
静電型では空気の圧力のようなものはあまり感じず、
「繊細な振動」という印象だったのだが、ズシンと感じる空気の塊を
静電型でもでてくるようになった。
つまり、低音が今まで以上に鳴っているということだ。
RCAの時も全く悪くないのだが、
XLRと比較すると、薄いベールのようなものを取り除いた感触。
さらに音の像がはっきり聴こえるようになった。
正直、ここまで明瞭に聴こえると
もはや“原音”忠実から離れているような気もするが…
もともと圧倒的な音の良さがあったため、
さらに欠点が削がれた完璧な音が出てくるようになってしまった。
このシステムで、たかだか30万程度。それでこの音を出せるとは。
どこまでコストパフォーマンスがいいのだろう。
STAXは本当にいい意味で、困った機種だ。
STAXに関しては、828mkII導入時点でバランス化が出来たわけだが、
今ここでバランス知識を得ていて本当によかったと思う。
バランスedition9という選択がなければ
ダイナミック型は完全に用済み、STAXこそ至高、と思ったに違いない。
こちらの改造やリケーブルは不可能。
しかし、ドライバーユニットである
SRM-006tA、SRM-727A、SRM-007tAの現行三機種については
XLRのバランス入力が可能となっている。
何度も申し上げている通り、
私が使用しているオーディオインターフェース828mkIIは
バランス出力が出来るものの、XLRキャノン型ではなく
TRSフォーン型のため、通常のXLRケーブルは使えない。
上記画像は、ZAOLLA(ザオラ)という、アメリカはカルフォリニアの
オーディオメーカーによる純銀製ケーブル。XLR⇔TRSフォーン型のバランスケーブルだ。
プロユースの機材で、2本で10000円也。
これまでは、上記画像の通り、
RCAケーブル(こちらはSRM-007tA付属のRCAケーブル)に
フォーン変換を装填していた。
RCAはアンバランス接続のケーブルのため、
仮にTRSフォーンをプラグに使用してもバランス出力にはならない。
さて、ここでフォーン型のおさらい。
上記画像の場合、上がTSフォーン型でこちらはアンバランス。
下がTRSフォーン型でバランス出力となる。
見分け方は接続部に絶縁リングと呼ばれる黒い線が2本あるかどうか。
延長ケーブル等で、上を「モノラル」下が「ステレオ」になることを
知っている人も多いのではないだろうか。
TSフォーンなら信号は1系統のみ。
TRSならアンバランスなら左右チャンネル、
バランスなら正相(HOT)と逆相(COLD)が信号として送出される。
この2本のケーブルを、828mkIIのアウトプット部(フォーン)と
STAXのインプット部(XLR)に接続する。STAX側はXLRメスとなる。
SRM-007tAでは「INPUT3」にアサインされるので、
電源を入れたらINPUTを変更することを忘れずに。
(SRM-007tAは、電源を入れたときは必ず「INPUT1」になる)
さて、肝心の音は、というと…これもまた、劇的に変化した。
SR-007tAで試した感想だが、まず単純に音が大きくなった。
普段は目盛りでいうと3.5~4の位置で聴くのだが
これだと「ちょっと大きいな」と思うくらいで、3に下げた。
音自体は、圧力を感じる音がでてきた。
静電型では空気の圧力のようなものはあまり感じず、
「繊細な振動」という印象だったのだが、ズシンと感じる空気の塊を
静電型でもでてくるようになった。
つまり、低音が今まで以上に鳴っているということだ。
RCAの時も全く悪くないのだが、
XLRと比較すると、薄いベールのようなものを取り除いた感触。
さらに音の像がはっきり聴こえるようになった。
正直、ここまで明瞭に聴こえると
もはや“原音”忠実から離れているような気もするが…
もともと圧倒的な音の良さがあったため、
さらに欠点が削がれた完璧な音が出てくるようになってしまった。
このシステムで、たかだか30万程度。それでこの音を出せるとは。
どこまでコストパフォーマンスがいいのだろう。
STAXは本当にいい意味で、困った機種だ。
STAXに関しては、828mkII導入時点でバランス化が出来たわけだが、
今ここでバランス知識を得ていて本当によかったと思う。
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ダイナミック型は完全に用済み、STAXこそ至高、と思ったに違いない。
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