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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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ヘッドフォンブック2011、引き続き絶賛発売中です。
…が、私の近所の書店はもう売り切れてしまいました。
おまけ付き故、書籍的には少々割高ではありますが、
まだ購入保留の方は、ご決断はお早めに……。

今回、記事を書かせていただくにあたって、
担当の方からは、新製品ヘッドホンレビュー、
ハイエンドヘッドホンの紹介、
そしてバランスヘッドホンについてお願いしたい、と依頼がありました。

ですが、バランスについては、実は1回お断りした経緯があります。
私自身は、バランス信者で、もっとバランスが活気づいてほしい、
そう願っている立場ではありましたが…

ということを踏まえ、
久しぶりにバランスについて語りたいと思います。

ヘッドフォンブック2011をお持ちの方は、
P154を是非ご参照くださいまし…(何。

私がバランスヘッドホンについての記事について
ネガティブになったのは、
やはり「今更バランスは…」という、
悔しくも本音の気持ちでした。

すっかりバランス製品は沈静化してしまい、
少なくとも日本国内でバランスアンプを購入することが困難、
バランスヘッドホンにするにも、相変わらず改造が主流という
あまりのハードルの高さに加えて、
私の文章力で
「よし、バランスすっか!」と思い立つ人が
果たしているのだろうか、という、不安でした。

さらに言えば、2009年版には岩井さん、
2010年版には大塚さんという、常連、かつ、
ライターとしてのキャリアが
はるか雲の上の存在の人が語りきってしまった後で、
まるで素人の自分が言える余地なんて…
というところも大きかったです。

なので、担当の人には
「岩井さんや大塚さん以上のことは書けない」と
弱音を吐いてしまったのですが、
担当の方は「出来る範囲で結構です」
との返事をいただきました。

なるほど、やるしかないのか…と腹をくくり、
私なぞライターのキャリアとして
失うものも何もないので、
(というか、素人ですから)
ならばと開き直り、好き勝手書くことに決めました。

とはいえ、毎年ヘッドフォンブックを購入している人には
「それ何度目だよ」とは最低限言われぬよう、
2009年、2010年版に書かれていないことは
ちゃんと書こう、と思いました。

その焦点は3つ。

・「バランス接続」と「バランス駆動」の違い

まずは、バランスを持ちだすと、某所では
必ずと言っていいほど「バランス接続」と「バランス駆動」を
混同してしまってケンカをし始めるので、
そのことだけははっきりさせておこうと、
技術的な話は出来るだけ削って、
(そもそも、私自身、よくわかってないというのが実情なので)
その部分を、強調してピックアップしました。
これで、もう“バランス”が意味するところが
「バランス接続」なのか「バランス駆動」なのかで
ケンカすることのない、
平和な世界が訪れることでしょう…(本当か?)

・具体的な道しるべ

これまでは、バランスできるよ、
で終わっていた気がするので、
具体的にどこで、ということを、
道しるべを立てたつもりです。
文字数の制限で、詳しいところまでは書けませんでしたが、
headroom(http://www.headphone.com/)
OJI Special(http://www.ojispecial.jp/
moon-audio(http://www.moon-audio.com/
という、バランス化に積極的な企業(技術者)を、
記事の中で実名で出すことで
より具体的な道しるべが示せたのではないか、と思ってます。
…思ってます、というレベルなので、
伝わっているかどうかは別問題ですが(苦笑。

・あとは、「愛」。

後半は、もう私の独断と偏見と主観バリバリの
バランス信者によるバランスヘッドホンへの「愛」を
勢いで語らせてもらいました。
ちょっと試聴して、というレベルではない、
長年聴いてきた音をどれだけ愛しているか、を
熱く、熱くるしいまでに表現したつもりです。
本当はバランスにグレードアップした4機種全てについて
語るつもりでしたが、
これは文字数の制限上、2機種に絞りました。


新製品ヘッドホンレビューについては、
わりとすんなりとメモがまとまり、
後は余計な記述を削って既定の文字数に納める、
という作業で、特に困難は無く、
ハイエンドヘッドホンの記事も、
好きなヘッドホンのことを好き勝手書かせてもらったので
こちらもかなりの速筆で終わったのですが、
バランスについては、あの分量を3回、書きなおしてます。

一応、章立て(プロットというやつでしょうか)を
担当の方に確認していただき、OKをもらった後で、
とりあえず勢いだけで書いた第1稿は4000字オーバー。
誌面にすると4ページ分です。
この文字数では本来の2ページに収めたとしても
文字だらけで誰も読みはしないでしょう……。

その第1稿をベースに、極限まで削ぎ落した2000字の
第2稿を、まずは担当の方に提出しましたが
「正直、心残りがある、もう少し文字数があれば…」と
こっそり愚痴をこぼしたところ、
「もうちょっと文字数増やしてもいいですよ」とのことで
もう一度書きなおし、最終的に、あの形に収まりました。

ヘッドフォンブックとしては
巻末(しかも白黒)のほうの、人によっては
読み飛ばされてしまいそうな記事ですが、
あのバランスの記事こそが、もっとも時間を費やした、
私の全身全霊、魂のこもった会心の記事です。

多分、ビギナーズラック的なようなもので、
もうあれ以上のことは書けないでしょうね。
次またバランス記事を、と言われたら、
ここのblogのいつもの論調のように、
狂信者の独断的な愛のみを、
唯唯くどいまでに書くと思います(笑。
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2011年のバランスは…
>すっかりバランス製品は沈静化してしまい、
BLOSSOM BLO-0169、Glasstone HPA-30W、izo iHA-32…とアンプに限って言えば、
入門機から高級機まで新作が発売されて豊作だったんですが、ヘッドホンの方が…。
一応、AUDEZ'E LCD-2、HiFiMAN HE-5LEが発売されているのですが…海外メーカーなんですよね。

国内メーカーからの新作はゼロ。HP-53FBだけが頑張っている状態で、
手持ちのヘッドホンを改造するか、メーカーによる改造品しかない状態です。
ヘッドホンのバランス駆動対応は、アンプほど開発が難しいことはないと思います。
利益を考えてのことと思いますが、アンプの選択肢が順調に増えていっているので、
国内メーカーには、何とか新作を出して欲しいですね。

個人的には、アコースティック・リヴァイブ RHP-S1を楽しみにしていたのですが、
2009年冬発売予定から未だに音沙汰なし…。
本体価格5万程度のバランス対応…ということで、期待していたんですがねぇ。

>・「バランス接続」と「バランス駆動」の違い
「バランス」という単語が使われているために、ごっちゃになりやすいんですよね。
これは、ちょっと調べないと誤解してしまうところです。
誤解によるケンカは悲しいですから、「違う」ということだけでも
理解できる記事があるのは有益ですよね。

>バランスについては、あの分量を3回、書きなおしてます。
まさに、愛のなせる技…。本当にお疲れ様です。
次は、バランスヘッドホンアンプの聴き比べ記事の依頼が来そうな予感。
plto 2011/01/17(Mon)13:34:33 編集
Re:2011年のバランスは…
pltoさん
コメント、ありがとうございます!

アンプ、結構出てたんですね…知らなかった…(←コラ)
しかし、やっぱり大事なのはヘッドホンのほうです。
PRO 900 Balanceも手を上げて試聴してみたものの…
正直、う~ん…という感じでしたね。
性能うんぬんよりも、選択肢があまりに狭いのが…。

OJI Specialさんやmoon audioさんも
改造に際して、親切な対応をしてくれるんですが、
やはり客観的に見て敷居は高すぎるように思います。
どうすればいいのやら…。難しい課題です。

バランス記事については、確かに時間がかかり、
労を要したものの、苦痛ではありませんでした。
「好き勝手書こう!」と思った時点で
かなり気分が楽になったというのもありましたね。
【2011/01/23 16:19】
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