忍者ブログ
ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

090913a.jpg

先週予告した通り、
moon audio(http://www.moon-audio.com/)に発注していた
HD800のバランスケーブルが到着した。

HD800は誰でも簡単にケーブル交換ができるという利点に加え、
今回はノーマルケーブルとバランスケーブル両方が共存するため
聴き分けも簡単にできる。
HD800のバランス化に興味ある方は、参考にしていただければ幸いである。


090913b.jpg

こちらがケーブル本体。
Silver Dragonは以前K701でも紹介したが、純度99.99%の銀を用いたケーブルである。
それに加えて、XLRコネクタは作りがしっかりとしている
FURUTECH ロジウムプレートバージョン。特別仕様となっている。

価格はケーブル単価474USD(ケーブルは10ft:約3m)、
海外輸出の場合35USDが追加され、509USDとなる。
(私が購入した時よりもケーブル単価が上がっているので、
 値段は最新のmoon audio webサイトより引用)
日本円にするとだいたい47,000円程度。
また、関税が1500円かかったので、もろもろ5万円といったところ。


今回はリケーブルではなく、ケーブルそのものが追加されたので
ノーマルケーブルとバランスケーブルが2本存在している。
090913d.jpg

あまり好ましくない動作環境だが、上記写真のように
片方をバランスに、片方をアンバランスに接続することも可能だ。
こうすると、バランスとアンバランスが左右の耳で聴き分けることができる。

090913c.jpg

さらにありがたいことに、私の使用している
Headroom home balancedアンプはバランスでも2系統、
アンバランスは4系統という無駄に多い出力を持っているので
アンバランスとバランスを同時にならすことが可能である。

上記のような方法で、バランスケーブルの実力を試してみた。


バランス化することで、まず単純に音量が取りやすくなった。
HeadRoomのアンプでは、アンバランスだと10時の位置で音量をとっていたが
バランスだと9時の位置で十分な音量となった(gainはmiddle)。

また、音量だけではなく、音の密度もバランスにすることでぐっと増した。
特定の音域ではなく、全ての音域で音が満たされる感覚を得れる。
片方アンバランス、片方バランスの状態で聴いた場合、
アンバランスは音がある距離で留まっていてそれ以上近寄って聞えないのだが
バランスにすることによって近づく音はとことん近くに、
しかし、遠い音はしっかりと遠くから響いており、より奥行きが増す形となった。

アンバランスではいまいち出し切れてない感のあった低音も、
しっかりと前面に出てくるようになった。どのジャンルでも不足は無い心地の良い厚みだ。
以前、HD800はheadroomらしい音が鳴らないとコメントで書いたことがあったが、
バランスHD800にすることによって、少しはheadroomらしい濃密な音に近付いた。

言い方を変えると、地味だったHD800の音はやや攻撃的になった。
その弊害として、高音が少々過剰に感じる。
サ行の擦れる音やシンバル等金物系は若干耳に刺さる感じで、
打ち込み系はかえって聴き心地が悪くなるものもあった。

総合的に見て、アンバランスは抑揚が少なく、シンプルにそつなく鳴らすのに対して、
バランスは抑揚がはっきりしていて、力強い音の鳴らし方に変わった。
一部の評価でHD800はSTAX系統に近いというコメントも見られたが、
たしかにアンバランスの音はSTAXのような静電型のサウンドに近く、
バランス化にすることによってダイナミック型らしい音に戻ったともいえる。
K701に近いという評価もあったが、アンバランスはK701よりも控えめで
バランスはK701よりも派手になったといえば伝わるだろうか。

これは改善というよりは質の違いのように感じるので
人によっては「アンバランスのほうが落ち着いていてどのジャンルも聴きやすい」と
受け取るかもしれない。
STAX系の落ち着いていて繊細なサウンドを好む人はアンバランスのままのほうが
HD800らしさを感じられると思う。
逆にHD800に勢い不足や迫力不足を感じていた人には良い方向に音が変わるはずだ。

私個人の独断と偏見でいえば、HeadRoom色がはっきりと表れて
ダイナミックなサウンドを持ったバランスのほうが好みだ。
もともと、アンバランスだった時はあまりにものっぺらぼうなサウンドがしっくりこなかったので
バランス化が思った通りの音の変化に結びついてうれしく思っている。
なお、HeadRoomが他のアンプに比べてかなり乱暴な音を鳴らすので
他のバランスアンプでも同様の効果が得られるかは、また別なので注意願いたい。


今回は様々なジャンルを聴きながら総合的にコメントを書いたので
あえて試聴CDを紹介していないが、もし特定のジャンルでどう感じるかの要望があれば
コメント欄に書いていただければ幸いである。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
05 2017/06 07
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
簡易版機種別ショートカット
※各機種の関連記事にリンクします。
[STAX]
4070
[DENON]
AH-D7000(balanced)
[audio-technica]
ATH-W5000(balanced)
[audio-technica]
ATH-ESW10JPN
[ULTRASONE]
edition9(balanced)
[GRADO]
GS1000(balanced)
[GRADO]
PS1000(balanced)
[SENNHEISER]
HD800(balanced)
[Victor]
HP-DX1000
[AKG]
K701(balanced)
[SONY]
MDR-SA5000
[STAX]
SR-007A
 
[audio-technica]
ATH-ESW9
[STAX]
SR-001MK2
[SONY MUSIC]
MDR-CD900ST
[STAX]
SR-404
[PHILIPS]
SBC-HP1000
 
[HeadRoom]
Balanced Home Amp
[STAX]
SRM-007tA
[HeadRoom]
Portable Micro Amp
 
[Mark Of The Unicorn]
828mkII FireWire
[PS Audio]
Power Plant Premier
 
[岩井喬(書籍)]
新・萌えるヘッドホン読本(リンク集)
ブログ内検索
プロフィール
管理人:
誕生日(年齢):
1983/06/19(34歳)
近況メモ:
2016/11/25 - あっという間に時が流れ、このblogも開設から10年目。2016年はその締めくくりをしたく思っています。2000年代後半にハイエンドの虜になった、一人のマニアの軌跡です。

↓blog管理人直通メール↓
headphone.at.digi@gmail.com

※本blogはリンクフリーですが
 事後でも連絡があると嬉しいです。
 記事・画像の無断転用は遠慮下さい。
 意見質問等はコメントorメールを。

カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]