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ハイエンドヘッドホンと、デジタルオーディオの可能性を追求し続ける「だおさん」の紆余曲折blog。週1回(日曜日)or不定期更新。
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iriver AK100 (Astell & Kern)を、
この1カ月、ほぼ毎日みっちりと使用しました。
もちろん、これからも馬車馬のように鳴らし続けるわけですが
ひとまずどんな音なのかが把握できた感じなので、お伝えしたいと思います。


<音質概要>
全体的に、繊細な音作りといえます。

前に使っていたKENWOOD HD60GD9と傾向的には同じで、
音の輪郭はほそく、こまかく、という印象になります。
近年流行りの低音ブーストなどを期待すると、残念な結果になります。

繊細さという点では、当然従来DAPと比べるとかなりすぐれており、
据え置きなら静かにクラシックを聴きたいと思えるような音の持ち主です。

イコライザ機能は搭載しており、面白いインターフェースではあるんですが、
イコライザは使わないほうがいいです。
メモリが荒く、残念なイコライザに多い「余計な帯域まで増減させる」仕組みになっているので
例えば低音だけ増やそうとしても、中途半端な中音域もついでに増えて
音が曇ってしまう、といった状態になってしまいます。
また、音割れもしやすくなるので、イコライザを使う利点はほとんどないか、
使ってもメモリ1個分増やすか減らすかぐらいにとどめておくべきです。

それでも、低音大好きな私の場合、デフォルトの低音量では満足できないので
そこはFiioE17の超低音でカバーしています。
FiioE17ならば、余計な帯域を増やさず、なるべくDAPオリジナルの音を忠実に
上手に低音域だけ増やしてくれるのでオススメです。
AK100に関しては、FiioE17のBASS+10を使っても十分聴けるレベルです。
(ただし出力機器はedition8に限る)

<ハイレゾ音源>
192kHz/24bitの音源を再生することが可能です。
私の環境の場合、192kHzはPC上で鳴らすことはできないのですが、
CDをアップサンプリングする作業ファイル(wav)が192kHz/24bitになるので、
その作業ファイルをそのままAK100に突っ込むという使い方に変わり、
手間も一段階減って便利です。

パッと聴いた感じについては、
44.1kHz/16bitと96kHz/24bitほどの明確な音の違いはなく、
多くの場合は96kHzフォーマットで十分だと思います。
私の場合は、アップサンプリング中の作業ファイルを使うという
手間の都合で192kHzを使っていますが、人間の耳に聞こえるレベルでは
どんなに高性能のヘッドホン・イヤホンを使っても、差は感じられないはずです。
(感じたとしたら、それは気分の問題です。それも大事といえば大事ですが)

192kHz/24bitは、wavだと9216kbpsになるので、
内蔵30GBメモリだと6時間程度収録できます。
さらにSDカードが2枚詰めるので、
約100GBもあれば、再生時間的には十分だと思います。

ちなみに、フォーマットが悪かったのか、私の環境では
WMA losslessはファイル名やファイル内容(曲名、アーティスト名など)は認識しましたが
再生はできませんでした。

wavファイルの場合は、アーティスト名や曲順は継承されません。
タイトルはファイル名がそのまま表示されます。


<バッテリー持続やその他使用感>
バッテリーは、フル充電で192kHz/24bit音源を再生し続けると、
ほぼ10時間は連続再生できました。

ただ、電源を完全にoffにしないと、内部的に処理が続いているようで、
朝通勤で再生を止めて、夜帰りに聴こうとしたらバッテリーが切れている、
なんていうことがよくありました。
基本的に、完全シャットダウンする癖をつける必要がありそうです。
シャットダウンは数秒で終わりますが、offからの起動は30秒ほどかかります。
またレジューム再生できないので、電源offにした曲を最初から演奏します。


ほとんどの操作はタッチパネルになりますが、あまり感度や操作性は良くありません。
特にたくさんの曲から選ぶ場合は、プレイリストを作っていない限り、かなり操作が面倒です。
スクロールもiOSや現在のandroidほどスムーズじゃないので、細かなストレスがたまると思います。
簡単な曲シークや一時停止であれば、側面のボタンが利用できるので
タッチパネルを頻繁に使う操作は、あまりポータブル向きとはいえなさそうです。

ボリュームは、無段階ではなく、
メモリもひねるとカチカチという手ごたえがあります。
初期状態では、画面offでも音量操作が利いてしまい、
何かの拍子でボリュームに触れるといきなり音量が上がる(下がる)危険があります。
設定を変えて、off時はボリューム操作できないように変更したほうがよいです。


といった感じでレビューというより雑感でした。
以前述べたHDP-R10との選定基準については、特に変更ありません。
予算以外で比較検討する部分では、
最終的に「ポータブルアンプを使うか、使わないか。使うのをやめたいか、続けたいか」だけに
なるとおもいます。
ポータブルアンプ併用にもう疲れたという人は、
予算きつくてもHDP-R10に行くべきですし、逆に(アナログ)ポータブルアンプは使い続けたい人は
AK100を選ぶべきだと思います。

KENWOOD HD60GD9と同じように、5年間、毎日このDAPを使い続けられるよう、
頑張りたいと思います。。。
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無題
はじめまして。初コメントさせて頂きます。

今まで使っていたCOWON J3がお陀仏してしまい、新しく高音質DAPの購入を検討しております。

私も約7年ほど前でしょうかKENWOODのHDシリーズを使用しており大変気に入っていたのですが、使い方が悪かったのか約一年ほどでお釈迦にしてしまいました。

今回こちらの記事を読ませていただき、目をつけていたAK100がKENWOODに親しいという事がわかり、購入することに決定しました。

これからも参考にさせて頂きます。

どうもありがとうございました。
マジンガー 2013/02/11(Mon)01:26:25 編集
Re:無題
マジンガーさん
コメント、ありがとうございます!

参考になったようで、とてもうれしく思っています。
AK100は、まだちょっとファームが安定していない気もしますが
サイズ、性能、価格のバランスがとてもいい機種に思います。
今のところハイレゾDAPといえば、これとHDP-R10の二択とで
割と層もはっきりしている感じですが、
おそらく国内メーカーもそろそろ黙っていない…気もするので
選択肢が増えて、ついでに操作感やアンプ性能あたりも
切磋琢磨するような時代が来ると嬉しく思いますね。

ハードウェアもいいですが、もっとハイレゾ音源の配信も増えるといいな、と
個人的には思っている次第です。
【2013/03/10 18:56】
無題
>イコライザ機能
>感度や操作性
上位機や後継機は、ここが課題になりそうですね。

今年もあと数時間となりました。
よいお年をお迎え下さい。
plto 2012/12/31(Mon)21:20:39 編集
Re:無題
pltoさん
コメント、ありがとうございます。

またしても随分と時間が空いてしまいました。すいません。。。

AK100については、ちょっとファーム1.30だと音飛びを起こすことがあるのが
かなり気になってはいるのですが、それ以外は順調に毎日使っています。
ヘッドホンも「音さえよければ装着感なんて」と思っていた時期がありましたが、
毎日使うものは、性能よりも使い勝手が優先される、とやっと気づけるようになりました。

そう思うと、HDP-R10はもちろん、AK100ももう一頑張りしないとな、という気はしています。
もちろん、ファームウェアアップデートが可能な端末なので
今後もよりよくなることを期待して待ちたいものです。

相変わらず気まぐれ更新ですが、
今年も温かく見守っていただけると幸いです。。。
【2013/03/10 18:42】
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