×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2012年5月12日、スタジアムプレイス青山で開催された
ヘッドフォン祭 2012 春に参加してきました。
ここでは、同会場にてとりおこなわれたDENON新製品発表会について
簡単にレポートをまとめたいと思います。
(注:「記事詳細」では、画像多いです)
同日、同じように新製品発表を行ったのは
ゼンハイザー、ベイヤーダイナミック、パロットとDENONの4社でした。
もちろん、ブース内でも沢山の新製品は展示されていましたが、
特にDENONについては直前まで何が発表されるかは
「秘密」ということで、注目を集めていたようです。
DENONの概要とオーディオに対する姿勢から紹介されました。
DENON自身は、2010年で創業100周年となり、
オーディオマニアとしては、ヘッドホンよりもレコード製品という印象が強い気がします。
DENONが注目されることになったのは、やはりD1000、D5000などの
オーバーヘッドタイプのフラグシップモデルが登場した2007年頃であり、
現在では国産ヘッドホンでも非常に人気のあるメーカーとなりました。
DENONでは、今後ライフスタイルに合わせた様々なハードウェアを拡充するそうです。
「Street Fashion Generated」は、廉価帯・デザイン性重視モデル、
「Sport / Fitness」はスポーツモデル、
「Travel」はノイズキャンセル・無線モデルを指すそうで、
各々の領域では各社多くのモデルが出そろっていますが
DENONブランドでそのほとんどの領域をカバーするのかもしれません。
もちろん、これまでのDENONの通り、高音質モデルの拡充もあり
今回の発表会では、この高音質モデルの新製品の発表となりました。
高音質モデルは「Music Maniac」というブランドになるそうです。
もしかしたら、既存のD1100、D5000、D7000もこのカテゴリに分類されるのかもしれません。
待望の画像及び実機がお披露目となった、新DENONオーバーヘッド型ヘッドホン。
まだ型番は決まっていないそうで、「AH-DXX」となっています。
グラスファイバーを使用したハウジングや、非常に肉厚なイヤパッドなど、
デザインは従来のDENONのヘッドホンから大きく変わっているように見えます。
ハウジングの構造図が紹介されました。
大型の50mmドライバーに、特徴的なのは「ボールソケット機構」と名付けられた
円形のドライバユニット。間に入るグラスファイバー樹脂も円形となっており
ハウジング内で聴こえる音が角度によらず満遍なく鳴るよう工夫されたそうです。
新製品のプレゼンテーションでは、実際の開発担当者が説明されていましたが、
想像していたよりも、すごくお洒落な感じの方でした。
今回のDXXでは、ケーブル着脱可能となっており、
端子部は3.5mmピンジャックを用いているため、メンテナンス性はもちろん、
カスタマイズもしやすくなっているという点では、玄人好みとなりそうです。
グラスファイバーのハウジングは、音響特性としても良いらしく、
共振や反射音といった従来の密閉型の欠点を解消してくれると思われます。
発売は今夏を予定しているそうです。
会場に登場した実機はまだ調整中の段階だそうですので、
製品版とはまた異なるものと思われます。
なお、価格帯はD5000と同等か、それよりも安くなるかもしれない、とのこと。
5万円台に抑えたいとのことですが、まだわからないそうです。
同じく新製品のイヤホン、AH-CXXも発表されました。
デュアルバランスドアーマチュアドライバーを搭載し、
ケーブルやシリコンチップなど、この製品の為だけに新開発されたものもおおいそうです。
特徴的なのは、ケーブルプッシュと呼ばれる、ハウジングとケーブルの接続部が
非常に長く、太い設計になっていることです。
このケーブルプッシュは、自然と頬に当たるようになっているため、
ケーブルから伝播するタッチノイズをハウジングで響かないようにし、
また安定性もかなり向上するとのことです。
AH-DXXと同様、CXXも今夏発売予定。
価格は未定ながらも、こちらも3~5万円台を想定しているようです。
今回の新製品については、補聴器で著名な、米国のスターキー社と提携しているそうです。
4000人の耳型サンプルから、どのような耳の形であってもよりよく聴こえるよう、
研究開発されているそうです。
今回のMusic Maniac含めた、DENONのライフスタイルヘッドホンについては、
今夏をめどに、専用サイト(http://hp.denon.com/jp/)を立ち上げて大きく展開を図るそうです。
発表された実機が、発表会後に展示されました。
また、イベント後半では、実際に試聴コーナーが設けられ聴くこともできました。
長い時間ではありませんでしたが、実際に試聴させてもらいました。
見ての通り、ケーブルは着脱可能、端子は一般的な3.5mmジャックです。
装着感は、非常にしっくりときました。従来、DENONは装着感の良い機種が多いですが、
今回、やや全体的にずっしりとした見た目になり、実際に重量も増していると思いますが
装着する分には、重量をほとんど感じないバランスになっています。
サウンドについては、まだ今後も調整されるものと思いますが、
従来のDENON、Dシリーズが持っているような
やわらかく、聴きやすいサウンド、中低音寄りのバランスは継承していました。
D7000ほどの完全さではないものの、D5000よりは低域に力があり、
地味・没個性という感じは受けません。
D5000と同じ価格帯(5万円台)なら妥当、
D5000よりも安いのならばコストパフォーマンスは良いと感じます。
時間の関係上、CXXのほうは試聴できませんでした。
というわけで、DENON新製品発表は、
どちらかというと新製品は(型番など)決まっていないことが多く、
今後のDENONの販売方針が発表された、というものでした。
実際に発表されたライフスタイルヘッドホンが全てリリースされるとあれば、
audio-technicaやsonyに並ぶヘッドホン・イヤホンチャネルが形成されるため、
今後の展開は非常に注目できるものかと思います。
ちなみに、司会の女性(発表会で実機の装着等も担当)から指摘があったのですが、
ここに表示されているヘッドホンは、今回発表されたDXXとはまた別のモデル…かもしれないそうです。
詳細は発表会では伏せられましたが、
もしかすると、DXXの上位モデルも既に開発中…???
ゼンハイザー、ベイヤーダイナミック、パロットとDENONの4社でした。
もちろん、ブース内でも沢山の新製品は展示されていましたが、
特にDENONについては直前まで何が発表されるかは
「秘密」ということで、注目を集めていたようです。
DENONの概要とオーディオに対する姿勢から紹介されました。
DENON自身は、2010年で創業100周年となり、
オーディオマニアとしては、ヘッドホンよりもレコード製品という印象が強い気がします。
DENONが注目されることになったのは、やはりD1000、D5000などの
オーバーヘッドタイプのフラグシップモデルが登場した2007年頃であり、
現在では国産ヘッドホンでも非常に人気のあるメーカーとなりました。
DENONでは、今後ライフスタイルに合わせた様々なハードウェアを拡充するそうです。
「Street Fashion Generated」は、廉価帯・デザイン性重視モデル、
「Sport / Fitness」はスポーツモデル、
「Travel」はノイズキャンセル・無線モデルを指すそうで、
各々の領域では各社多くのモデルが出そろっていますが
DENONブランドでそのほとんどの領域をカバーするのかもしれません。
もちろん、これまでのDENONの通り、高音質モデルの拡充もあり
今回の発表会では、この高音質モデルの新製品の発表となりました。
高音質モデルは「Music Maniac」というブランドになるそうです。
もしかしたら、既存のD1100、D5000、D7000もこのカテゴリに分類されるのかもしれません。
待望の画像及び実機がお披露目となった、新DENONオーバーヘッド型ヘッドホン。
まだ型番は決まっていないそうで、「AH-DXX」となっています。
グラスファイバーを使用したハウジングや、非常に肉厚なイヤパッドなど、
デザインは従来のDENONのヘッドホンから大きく変わっているように見えます。
ハウジングの構造図が紹介されました。
大型の50mmドライバーに、特徴的なのは「ボールソケット機構」と名付けられた
円形のドライバユニット。間に入るグラスファイバー樹脂も円形となっており
ハウジング内で聴こえる音が角度によらず満遍なく鳴るよう工夫されたそうです。
新製品のプレゼンテーションでは、実際の開発担当者が説明されていましたが、
想像していたよりも、すごくお洒落な感じの方でした。
今回のDXXでは、ケーブル着脱可能となっており、
端子部は3.5mmピンジャックを用いているため、メンテナンス性はもちろん、
カスタマイズもしやすくなっているという点では、玄人好みとなりそうです。
グラスファイバーのハウジングは、音響特性としても良いらしく、
共振や反射音といった従来の密閉型の欠点を解消してくれると思われます。
発売は今夏を予定しているそうです。
会場に登場した実機はまだ調整中の段階だそうですので、
製品版とはまた異なるものと思われます。
なお、価格帯はD5000と同等か、それよりも安くなるかもしれない、とのこと。
5万円台に抑えたいとのことですが、まだわからないそうです。
同じく新製品のイヤホン、AH-CXXも発表されました。
デュアルバランスドアーマチュアドライバーを搭載し、
ケーブルやシリコンチップなど、この製品の為だけに新開発されたものもおおいそうです。
特徴的なのは、ケーブルプッシュと呼ばれる、ハウジングとケーブルの接続部が
非常に長く、太い設計になっていることです。
このケーブルプッシュは、自然と頬に当たるようになっているため、
ケーブルから伝播するタッチノイズをハウジングで響かないようにし、
また安定性もかなり向上するとのことです。
AH-DXXと同様、CXXも今夏発売予定。
価格は未定ながらも、こちらも3~5万円台を想定しているようです。
今回の新製品については、補聴器で著名な、米国のスターキー社と提携しているそうです。
4000人の耳型サンプルから、どのような耳の形であってもよりよく聴こえるよう、
研究開発されているそうです。
今回のMusic Maniac含めた、DENONのライフスタイルヘッドホンについては、
今夏をめどに、専用サイト(http://hp.denon.com/jp/)を立ち上げて大きく展開を図るそうです。
発表された実機が、発表会後に展示されました。
また、イベント後半では、実際に試聴コーナーが設けられ聴くこともできました。
長い時間ではありませんでしたが、実際に試聴させてもらいました。
見ての通り、ケーブルは着脱可能、端子は一般的な3.5mmジャックです。
装着感は、非常にしっくりときました。従来、DENONは装着感の良い機種が多いですが、
今回、やや全体的にずっしりとした見た目になり、実際に重量も増していると思いますが
装着する分には、重量をほとんど感じないバランスになっています。
サウンドについては、まだ今後も調整されるものと思いますが、
従来のDENON、Dシリーズが持っているような
やわらかく、聴きやすいサウンド、中低音寄りのバランスは継承していました。
D7000ほどの完全さではないものの、D5000よりは低域に力があり、
地味・没個性という感じは受けません。
D5000と同じ価格帯(5万円台)なら妥当、
D5000よりも安いのならばコストパフォーマンスは良いと感じます。
時間の関係上、CXXのほうは試聴できませんでした。
というわけで、DENON新製品発表は、
どちらかというと新製品は(型番など)決まっていないことが多く、
今後のDENONの販売方針が発表された、というものでした。
実際に発表されたライフスタイルヘッドホンが全てリリースされるとあれば、
audio-technicaやsonyに並ぶヘッドホン・イヤホンチャネルが形成されるため、
今後の展開は非常に注目できるものかと思います。
ちなみに、司会の女性(発表会で実機の装着等も担当)から指摘があったのですが、
ここに表示されているヘッドホンは、今回発表されたDXXとはまた別のモデル…かもしれないそうです。
詳細は発表会では伏せられましたが、
もしかすると、DXXの上位モデルも既に開発中…???
PR
この記事にコメントする
無題
AH-DXXは、デザインが地味な印象ですね。
ただ、ハウジングとフレームが一体化していることで、
耐久性が向上していそうで、安心感はあります。
現Dシリーズの、ハウジングをネジ1本で留めるやり方は
耐久性に不安を覚えていたんですよ。
デノンは新規参入した時点のラインナップが、
しっかりとした音質をで、好評でしたよね。
新製品の音質も期待できます。
ただ、ハウジングとフレームが一体化していることで、
耐久性が向上していそうで、安心感はあります。
現Dシリーズの、ハウジングをネジ1本で留めるやり方は
耐久性に不安を覚えていたんですよ。
デノンは新規参入した時点のラインナップが、
しっかりとした音質をで、好評でしたよね。
新製品の音質も期待できます。
Re:無題
pltoさん
コメント、ありがとうございます!
DENONは既存モデルでも、音質面・装着感ともに平均以上の良い作りをしているので、
DXXはそんな優秀な先輩に対してどう切り込めるか、が課題となりそうですね。
音質面でも考慮したというハウジング・フレームは、触った感じはプラスチックのような素材で、
例えばD5000やD7000であったような高級感、という面ではやや劣りますが
pltoさんの言う通り、頑丈さ、あるいは安定感では改善されるかもしれません。
この当時ではチューニング中だった音質だと、
まったり感はいいのですが、もうすこしキレがあった方が
多くの人に好まれるのかなぁ、と思いつつ、完成版を期待したいですね。
作りも含め、D5000未満の価格に抑えられればかなりのものと思います。
価格・性能的にはMDR-Z1000あたりがライバルになりそうです。
コメント、ありがとうございます!
DENONは既存モデルでも、音質面・装着感ともに平均以上の良い作りをしているので、
DXXはそんな優秀な先輩に対してどう切り込めるか、が課題となりそうですね。
音質面でも考慮したというハウジング・フレームは、触った感じはプラスチックのような素材で、
例えばD5000やD7000であったような高級感、という面ではやや劣りますが
pltoさんの言う通り、頑丈さ、あるいは安定感では改善されるかもしれません。
この当時ではチューニング中だった音質だと、
まったり感はいいのですが、もうすこしキレがあった方が
多くの人に好まれるのかなぁ、と思いつつ、完成版を期待したいですね。
作りも含め、D5000未満の価格に抑えられればかなりのものと思います。
価格・性能的にはMDR-Z1000あたりがライバルになりそうです。
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
簡易版機種別ショートカット
※各機種の関連記事にリンクします。
[STAX] 4070
[DENON] AH-D7000(balanced)
[audio-technica] ATH-W5000(balanced)
[audio-technica]
ATH-ESW10JPN
[ULTRASONE] edition9(balanced)
[GRADO] GS1000(balanced)
[GRADO] PS1000(balanced)
[SENNHEISER]
HD800(balanced)
[Victor] HP-DX1000
[AKG] K701(balanced)
[SONY] MDR-SA5000
[STAX] SR-007A
[audio-technica] ATH-ESW9
[STAX] SR-001MK2
[SONY MUSIC] MDR-CD900ST
[STAX] SR-404
[PHILIPS] SBC-HP1000
[HeadRoom] Balanced Home Amp
[STAX] SRM-007tA
[HeadRoom] Portable Micro Amp
[Mark Of The Unicorn] 828mkII FireWire
[PS Audio] Power Plant Premier
[岩井喬(書籍)]
新・萌えるヘッドホン読本(リンク集)
カテゴリー
コメントありがとうございます。
※印は管理人返信済みです。
[04/09 Caseyeverm]
[04/01 Dennistip]
[03/15 Williamteata]
[03/11 Galenunede]
[03/08 Richardrisse]
最新記事
(11/25)
(11/06)
(03/22)
(09/08)
(09/07)
リンク(ヘッドホン関係)
ブログ内検索
プロフィール
管理人:
誕生日(年齢):
1983/06/19(41歳)
近況メモ:
2016/11/25 - あっという間に時が流れ、このblogも開設から10年目。2016年はその締めくくりをしたく思っています。2000年代後半にハイエンドの虜になった、一人のマニアの軌跡です。
↓blog管理人直通メール↓
headphone.at.digi@gmail.com
※本blogはリンクフリーですが
事後でも連絡があると嬉しいです。
記事・画像の無断転用は遠慮下さい。
意見質問等はコメントorメールを。
カウンター
アクセス解析